2024年1月4日
新年スタート、雇用指標はじめ重要指標に注目! 「1月第1週目の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
今週から新年が始まり、欧米市場はマーケットに戻り始めています。
また、月初めの週なので雇用統計はじめ重要指標が多数予定されているので注意しておきたいと思います。
ただ、今週は指標結果を確認しながら様子見、来週以降の準備に充てようと思っています。
特に注目しているのが米金利です。
米国の利下げ期待が進みすぎている感があるので、指標結果を受けて利下げ期待がどう変化するのか注目しておきたいと思います。
利下げ期待の巻き戻しがあるようであれば、ドルの買い戻しが出てくるのではないかと思っています。
目次
◎今週の注目点
1)経済指標
ドイツHICP(消費者物価指数)
ECBとFRBのどちらが先に利下げするのか注目されています。
景気・経済だけ見ると欧州の方が米国よりも悪化しているので、物価が落ち着いていればECBの方が利下げ期待が高いのではないかと思います。
欧州最大の経済圏であるドイツの物価がどこまで低下してきているのか、HICP(消費者物価指数)の速報値の結果に注目です。
ADP雇用統計
米国の物価は低下してきてソフトランディングが見えてきており、次は利下げ時期に注目が集まっています。
FRBの責務である物価と雇用のうち物価が落ち着いてきていることから、雇用指標に注目です。
雇用統計の前哨戦、ADP雇用統計の結果が市場予想を上回るのか、下回れば利下げ時期が進みドル売りが進むのではないかと注目しています。
ユーロ圏HICP(消費者物価指数)
ECBとFRBのどちらが先に利下げするのか注目されています。
景気・経済だけ見ると欧州の方が米国よりも悪化しているので、物価が落ち着いていればECBの方が利下げ期待が高いのではないかと思います。
ユーロ圏の物価がどこまで低下してきているのか、HICP(消費者物価指数)の速報値の結果に注目です。
NFP雇用統計・失業率・平均時給
FRBの責務である物価と雇用のうち物価が低下して落ち着きつつあることから注目は雇用に移ってきています。
雇用が悪化してくると利下げ期待が高まり、ドル売りが進むのではないかと思います。
注目度が高くなってきているということから、市場予想と結果の乖離が大きければ値動きも大きく動くようになっていると思います。
特に1月で取引量がどこまで戻ってきているかわからないので大きな値動きには注意しておきたいと思います。
カナダ雇用統計・失業率
カナダ中銀も利下げ時期に注目が集まっていることから、雇用統計に注目です。
雇用市場がどこまで悪化しているのか注目です。
雇用統計の結果と利下げ期待がどこまで進むのかに注目です。
ISM非製造業景況指数
米国のGDPのうち大部分を占めるサービス業の景況感がどこまで悪化しているのかに注目。
景況感が悪化していると利下げ期待に繋がるのではないかと注目しています。
好不況の分岐点「50」を下回るのか、上回るのか、どこまで乖離があるのか注目です。
◎今週のイベントスケジュール
1月4日(木曜日)
16:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)(速報値)
17:50 EUR フランス総合・サービス業PMI(改定値)
17:55 EUR ドイツ総合・サービス業PMI(改定値)
18:00 EUR ユーロ圏総合・サービス業PMI(改定値)
18:30 GBP 英総合・サービス業PMI(改定値)
22:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)(速報値)
22:15 USD ADP雇用統計
22:30 USD 米失業保険申請件数
23:45 USD 米総合・サービス業PMI(改定値)
1月5日(金曜日)
01:00 USD 原油在庫量
19:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)(速報値)
22:30 USD NFP雇用統計・失業率・平均時給
22:30 CAD カナダ雇用統計・失業率
1月6日(土曜日)
00:00 USD ISM非製造業景況指数
03:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
03:30 USD バーキン・リッチモンド連銀総裁発言