2019年4月1日
新年度スタート! 英国・欧州に注目! ~4月1日の注目点とイベントスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
トルコ統一地方選挙は、エルドアン大統領は苦戦しているようです。
本日から、新年度がスタートして、昼頃には新元号の発表も予定されています。 株式市場は、新年度ご祝儀相場となるか!?注目です!
目次
◎本日の注目点
1)英国議会
先週行われた議会主導での採決、8つの離脱代替案が全て否決されました。 メイ首相の離脱案も否決されています。 ここまで、何も決められないまま来てしまいました。 4月12日まで、離脱期限日は延長されていますが、それまでに離脱案を提案できないと合意なき離脱となります。
本日は、先週否決された8つの離脱代替案の中から、得票差の小さかったもの中から再度採決が行われます。 議会主導で行われるため、法的拘束力はありません。 可決されたものがあったとしても、メイ首相が離脱案とするかは分かりません。
ただ、メイ首相は辞任を条件にした離脱案も否決されています。 メイ首相は、手札がない状況です。 ここからの可能性は、4月12日~合意なき離脱を選択するか!? 4月10日の臨時EUサミットで長期の離脱期限日延期を申し入れるのか!? または、今日の採決で可決された離脱代替案があれば、離脱案として採用するか!? このどれかではないかと思われます。
今日の採決に注目したいと思います。
2)経済指標
本日は、イタリア・フランス・ドイツなど欧州各国で経済指標が発表されます。 先月のドイツ製造業PMIが予想を大きく下振れしたことで、ユーロは大きく売られました。 今日の経済指標も製造業PMIが中心です。欧州各国の製造業PMIに要注目です。
英国でも製造業PMIが発表予定です。 中国も、財新製造業PMIが発表されます。 こちらも欧州と同様注目です。
米国では、ISM製造業景況指数が発表されます。 ISMも製造業PMIと同様の扱い、景気先行指数として見られています。 景気後退が懸念される中、先の景気を測るPMIは注目されています。
3)トルコリラ
速報なので、どこまで正確か分かりませんが、エルドアン大統領のAKP党は苦戦を強いられているようです。 今のところトルコリラに変化はありませんが、どこで急変するかわからない状況です。 特に、選挙で不利になってしまったエルドアン大統領が、さらに何か暴挙に出る可能性もあります。
トルコリラは、流動性が低下しているとの情報があります。 急落した場合にストップが約定しなくて、想定以上に下回った価格で約定してしまう可能性もあります。 トルコリラの取り扱い、要注意です。
◎本日のイベントスケジュール
4月1日(月曜日)
英国議会主導の離脱代替案採決
日本、新元号発表
06:30 AUD 製造業PMI
08:50 JPY 日銀短観
09:30 AUD NAB企業景況感指数
10:45 CNY 財新製造業PMI
15:30 SEK スウェーデン製造業PMI
16:00 NOK ノルウェー製造業PMI
16:45 EUR イタリア製造業PMI
16:50 EUR フランス製造業PMI
16:55 EUR ドイツ製造業PMI
17:00 EUR ユーロ圏製造業PMI
17:30 GBP 製造業PMI
18:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)
21:30 USD 小売売上高
22:45 USD 製造業PMI
23:00 USD ISM製造業景況指数
4月2日(火曜日)
04:10 CAD ポロズBOC総裁発言
09:30 AUD 建築許可件数
12:30 AUD 政策金利・声明文発表