方向感なく様子見ムードの1日!? 「5月17日の注目点とイベントスケジュール」

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2024年5月17日

方向感なく様子見ムードの1日!? 「5月17日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日は5月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数、失業保険申請件数は、4月米住宅着工件数が弱い結果となったことでドル売りで反応しましたが、4月米輸入物価指数が予想を上回ると米長期金利が上昇するとドル買いに転じドル円は23時前に一時155.53円と日通し高値を更新しました。

 

米株式市場でダウ平均株価指数は買い先行で始まると初の4万円台を達成、その後は短期的な相場の過熱感が意識されると徐々に持ち高調整目的の売りに押され、38ドル安の39,869ドルで取引を終えています。

 

本日は重要指標がなく、重要な発言が出てこなければ様子見ムードの強い1日になるのではないかと思います。

目次

◎本日の注目点

 

1)要人発言

 

各国、利下げ時期と利下げ回数に注目が集まっています。

 

ECBは6月利下げが濃厚、カナダ中銀は利下げの可能性あり、英中銀は6月利下げの可能性が少し高まってきた状況です。

今後、6月に利下げが実施されるのか、利下げの可能性が出てくるのか、各国の要人発言の内容に注目しておきたいと思います。

また、年内の利下げ回数や追加利下げのペースについて発言が出てこないかにも注目しています。

 

FRBは強い経済と根強いインフレ圧力により利下げ先送り観測が高まっていましたが、弱い雇用統計などで再度利下げ期待が高まってきています。

また、一昨日の市場予想を下回るCPI(消費者物価指数)や小売売上高の結果を受けて、さらに利下げ期待が高まっています。

一部では年内の利下げが出来ない可能性も予想されていましたが、再度9月利下げの可能性も高まってきています。

利下げ開始を9月にするのか、12月にするのか、来年に持ち越すのか、発言内容に注目しておきたいと思います。

 

 

 

2)円安・為替介入

 

先々週はドル円160円超えたことから円買い介入が始まり、3度もしくは4度の円買い介入でドル円は153円台まで下落しました。

マーケットも円買い介入によって上値の重い展開を意識するようになっています。

このままドル円が153円~157円のどこかで落ち着くのか、再度157円を超えて160円を目指す展開となるのか注目です。

 

また、円買い介入がどの水準で実施されるのかにも注目です。

現在、ドル円の上値は157円が節目として注目されており、157円を超えた時に介入の動きが出てくるのかに注目です。

 

そのほか、欧州や米国がいつまで介入を許容してくれるのか、海外の反応にも注意しておきたいと思います。

イエレン財務長官は「G7国の通貨は市場で決定されるべき」「為替介入はまれな行為であるべき、他国への伝達必要」との考えを改めて強調し、日本当局による円買い介入にけん制するような発言をしています。

このように海外から介入に否定的な反応が出てきた場合は介入がしにくくなり、再度ドル円が上昇し始める可能性が出てくると思います。

 

ドル円の動きと水準、介入に関する発言などに注目です。

 

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

5月17日(金曜日)

 

16:00 EUR バスレ・スロベニア中銀総裁発言

16:20 EUR デギントスECB副総裁発言

16:30 EUR ブイチッチ・クロアチア中銀総裁発言

17:00 GBP マンBOE外部理事発言

18:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)(改定値)

21:30 EUR ホルツマン・オーストリア中銀総裁、カザークス・ラトビア中銀総裁発言

23:15 USD ウォラーFRB理事発言

 

 

5月18日(土曜日)

 

01:15 USD デイリー・サンフランシスコ連銀総裁発言

02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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