昨日は、米中対立が進み、中国は元安や米国からの農作品の購入停止など報復措置をとっています。

 

株価は世界的に下落！　株式市場から債券市場に資金が集中しています。　日１０年債利回りは-0.2％、ドイツ１０年債利回りは-0.5％と2016年以来の水準にきています。

 

このような状況でも、昨日のドル円は底堅く、106円前後で買いが入り続けていました。

 

 

ただ、朝6:00過ぎに米国が中国を為替操作国に認定と発表するとクロス円は急落、ドル円は105円ミドルまで下げました。　日経平均は20000円割れも視野に入ってきました。

◎本日の注目点

 

 

１）米中関係

 

トランプ大統領の対中追加関税第4弾から始まったリスクオフですが、昨日は中国が対抗措置に出ました。

 

中国は人民元を対ドルで、1ドル=7元を割り込み元安を容認しました。　また、米国からの農産品購入を停止しました。

 

これに対抗するように、米国は中国を為替操作国に認定しました。　クロス円は大きく下げています。

 

さらに対抗措置が出てこないか、リスクオフが進まないか注目です。

 

 

 

２）RBA(豪中銀)政策金利発表

 

RBAは２会合連続利下げで1.5％から1.0％になっています。　今回は据え置きが予想されていますが、まだまだ追加利下げがあるのではないかと見られています。

 

政策金利と同時に発表される声明文に注目、追加利下げの時期や幅について触れられているのか!?　それとも、利下げ打ち止めに触れられているのか!?　豪州経済についての見通しなどに注目です。

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

8月6日(火曜日)

 

07:45　NZD　雇用者数増減・失業率

10:30　AUD　貿易収支

13:30　AUD　RBA政策金利発表・声明文

 

 

8月7日(水曜日)

 

01:00　USD　ブラード・セントルイス連銀総裁発言

02:00　USD　3年債入札

08:50　JPY　日銀金融政策決定会合における主な意見(7月29・30日分)

11:00　NZD　RBNZ政策金利発表・声明文

12:00　NZD　オアRBNZ総裁記者会見

13:00　USD　エバンス・シカゴ連銀総裁発言