2019年12月19日
日銀・英中銀政策金利発表! 「12月19日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日もポンドは安定の売りでした。
どこまで、ポンド売りが進むのか、本日も英小売売上高が発表されるので売りが進むのか注目しています。
逆に原油価格の上昇を後押しにカナダドルは堅調に推移しています。
ドル円は109.40円~109.65円の狭いレンジで推移しています。
何か、材料が出てくるのを待っているのか、本日の日銀後に動き始めるのか、もう少し動いてくれないと退屈です。
目次
◎本日の注目点
1)日銀金融政策決定会合
日銀は据え置きが予想され、無風通過が予想されています。
注目は声明文と黒田日銀総裁の記者会見ですが、こちらも当たり障りのない内容で、前回を踏襲するのではないかと思われます。
副作用についてや、リバーサルレートについて、さらなる利下げや追加緩和について出てこないか注目しています。
2)英中銀BOE政策金利発表
前回の英中銀では9名のMPC委員のうち2名が利下げに投票しました。
特にタカ派と思われたソーンダース外部理事が利下げに回ったことです。
総選挙が終わり政治(離脱)に関することから経済に注目が移ると思われ、弱い英国経済とするなら利下げの可能性も出てくるかと思います。
投票配分と声明文に注目しておきたいと思います。
3)豪雇用統計
RBA理事会の利下げ予想が50%を超えてきたようです。
まだ、完全に織り込んでいるわけではなく、これから織り込んでいく状態だと思います。
本日の雇用統計が弱い結果が出てくるのか、それとも強い結果が出てくるのか、また、結果を受けて来年の利下げ確率がどのように変わってくるのかが注目です。
まだ、完全に織り込まれていない為、来年のRBA理事会で利下げを織り込んでいくならば豪ドル安が予想され、もう一段安のチャンスではないかと思っています。
4)その他リスク要因
・トランプ弾劾下院で可決 弾劾裁判問題
・米中貿易協議第1弾署名は!? 第2弾は!?
・香港デモ
・北朝鮮ミサイル問題
・トルコS400ロシア製ミサイル問題
・米国による対欧州関税(報復関税)
・英国の合意なし離脱懸念
本日午前中に弾劾訴追案の採決が予定されていますが、どこまで影響が出てくるかは不明です。
下院で可決されても、上院では否決されることがほぼ確実視されているため、あまり影響はないかもしれません。
◎本日のイベントスケジュール
12月19日(木曜日)
09:30 AUD 豪雇用者数増減・失業率
12:00前後 JPY 日銀金融政策発表
15:30 JPY 黒田日銀総裁記者会見
17:30 SEK スウェーデン政策金利発表
18:00 NOK ノルウェー政策金利発表
18:30 GBP 英小売売上高
21:00 GBP BOE政策金利発表・MPC投票配分・声明文発表
22:30 USD フィラデルフィア連銀製造業景況指数
12月20日(金曜日)
00:00 USD 中古住宅販売戸数
04:00 MXN メキシコ政策金利発表
08:50 JPY 日CPI(消費者物価指数)