2025年3月19日
日銀金融政策決定会合、FOMCに注目! 「3月19日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は日銀やFOMCを控えて様子見ムードが強い1日。
2月米住宅着工/建設許可件数や
本日は注目の日銀金融政策決定会合とFOMCが予定されており、どちらも据え置き予想。
声明文や記者会見に注目です。
目次
◎本日の注目点
1)金融政策
日銀金融政策決定会合
注目度:かなり高い
織り込み度:据え置きを9割織り込み済み
バイアス:やや円買い優勢
ポイント:追加利上げの見通し
賃金上昇率やインフレの状況から日銀による追加利上げ期待が高まっています。
ただ、今回の会合では据え置き、6月会合で利上げ予想となっています。
ただ、直近の植田日銀総裁の発言や春闘の状況から利上げの前倒しの可能性もあるのではないかとの予想から金利が上昇しています。
日銀が利上げに対してどのように考えているのか、声明文や記者会見からヒントを得たいと思います。
6月会合よりも前倒しの可能性が出てくると、円買いが進む可能性があるので注意したいと思います。
また、日銀会合の前にリーク報道が出てくる可能性があるので、18日火曜から日銀関連の報道に注意しておきたいと思います。
FOMC
注目度:かなり高い
織り込み度:据え置きを織り込み済み
バイアス:ドル安
ポイント:ドットチャート
FRBは今回会合で据え置きが織り込まれており、6月FOMCでの利下げが予想されています。
今回のポイントは四半期に一度発表される経済見通しとドットチャートの内容に注目です。
米国の景気は後退懸念があり、関税などによるインフレ懸念も出てきています。
そのうえで、ドットチャート(金利も見通し)がどのように変化しているのか注目です。
現在の予想では6月FOMCで利下げ、年2~3回の利下げが予想されており、ドットチャートが予想通りの結果になるのか、それともタカ派になるのか注目です。
2)リスク要因
トランプリスク
トランプ大統領の言動がマーケットを混乱させています。
カナダやメキシコ、中国に対しての関税や欧州に対しての関税。
また、すべての国対象の自動車関税など関税を外交交渉のカードの1つのように次々と発言しています。
そのため、株価は下落するなどマーケットは混乱し、リスクオフが進むことが多くあります。
また、ウクライナやロシアとの交渉も成立するかと思えば決裂する、かと思えばまた成立といった具合に振り回される展開が続いています。
今週もトランプ大統領の言動でマーケットが動いていく可能性が高いので、トランプ大統領の言動には注意しておきたいと思います。
3)経済指標
豪雇用統計・失業率・労働参加率
豪州RBAは一度利下げはしたものの、その後追加利下げについては慎重な姿勢でタカ派をキープしています。
今回の雇用統計でも強い結果が出てくるようであればRBAのタカ派姿勢はキープされるのではないかと思います。
◎本日のイベントスケジュール
3月19日(水曜日)
12時前後 JPY 日銀金融政策決定会合・政策金利発表
15:30 JPY 植田日銀総裁発言(記者会見)
19:45 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言
20:30 EUR センテノ・ポルトガル中銀総裁発言
21:00 EUR デギントスECB副総裁発言
22:00 EUR エルダーソンECB専務理事、ビルロワ・フランス中銀総裁発言
23:30 USD 原油在庫量
3月20日(木曜日)
03:00 USD FOMC・政策金利・声明文・ドットチャート
03:30 USD パウエルFRB議長発言(記者会見)
09:30 AUD 豪雇用統計・失業率・労働参加率