春闘の回答と金融正常化に関する発言に注目! 「3月13日の注目点とイベントスケジュール」

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2024年3月13日

春闘の回答と金融正常化に関する発言に注目! 「3月13日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日は注目の米CPI(消費者物価指数)の発表ですが、結果は市場予想を若干上回る結果となり、一時的にドル買いが進みました。

ただ、その後は米金利の低下とともにドル売りが進み、ドル円は元の水準に戻しています。

 

本日は春闘の集中回答日です。

春闘の結果を受けて日銀の金融正常化期待が進むのか発言に注目です。

目次

◎本日の注目点

 

1)経済指標

 

英GDP

昨日発表された雇用指標は弱く、人件費をもととした賃金インフレは落ち着いているのではないかと思います。

本日発表のGDPが弱い結果となり、来週のCPI(消費者物価指数)が弱い結果となれば、利下げのハードルは大きく低下するのではないかと思います。

 

2)要人発言

 

欧米英など日本以外は利下げ時期に注目が集まっています。

スイスが一番利下げが近いと予想され、続いてカナダ、その次に欧州、英国と米国が年後半に利下げと予想されています。

いつから利下げがスタートするのか、年に何回利下げがあるのか、利下げに関する発言に注目です。

また、欧州や米国はQT(量的引き締め)終了に関する発言にも注目です。

発言を受けて金利が低下するようであれば通貨売りが進むのではないかと思います。

ECBは先週の理事会で6月理事会での利下げの可能性が高まり、理事会後の要人発言でも6月利下げを支持する発言が続いています。

ただ、一部では4月理事会での利下げの可能性を指摘されており、4月利下げに関する発言が出てこないかに注目です。

 

対して日本は金融正常化に関する発言に注目です。

先週は今年の春闘の賃上げ要求が昨年の平均4.49%に対して平均5.85%と連合が明らかにしたことで、日銀の金融正常化が進むのではないかとの観測から円買いが進み、「賃金物価の好循環の強まり確認できれば、大規模緩和策の修正を検討」植田日銀総裁が発言したことでさらに円買いが加速しました。

本日は春闘、集中回答日で春闘の回答次第で日銀の金融正常化期待が高まるのではないかと思います。

春闘の結果と、結果と受けて金融正常化に関する発言が出てこないか注目です。

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

3月13日(水曜日)

 

春闘、集中回答日

 

16:00 GBP 英GDP

18:00 EUR レーンECB専務理事兼主席エコノミスト

20:45 EUR チポローネECB専務理事発言

23:00 EUR ストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁発言

23:30 USD 原油在庫量

 

 

3月14日(木曜日)

 

02:00 USD 米30年債入札

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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