2022年6月30日
月末・四半期末・半期末で経済指標多数! 「6月30日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日も円安が進みドル円は一時137.00円と1998年
137円を付けた後は利益確定売りからか136.50円付近まで下落しましたが、その後は底堅く推移しています。
本日は月末要因やリスク要因、経済指標が多数予定されているなど取引材料が豊富なのでボラティリティが高くなるのではないかと期待しています。
目次
◎本日の注目点
1)リスク要因
円安リスク
昨日も円安が進みドル円は一時137.00円と1998年
その後は137円にタッチしたことで利益確定売りなどから下落していますが、円安トレンドは維持しています。
本日は進んだ円安に対して口先介入が出てくるのではないかと注目しています。
ただ、日銀が政策変更するなどしない限り今のトレンドは変わらないと思うので、口先介入によって下落したところは押し目になるのではないかと注目しています。
株安リスク
昨日のパウエルFRB議長の発言で米国株式市場は上値が重くなっています。
パウエルFRB議長が景気よりも物価抑制を優先させると発言したことで、FRBの引き締めが加速し、景気後退するのではないかとの懸念から本日も株安が進む可能性があります。
また、米国だけでなく欧州などの株価下落、世界的に株価下落の可能性があるので注意しておきたいと思います。
月末要因
本日は月末・四半期末・半期末です。
また五十日も重なり、実需フローやリバランスなどの特殊フローが出てきやすいと思われます。
仲値やロンドンFIX付近は急変動する可能性があり、往って来いになることもあるので注意しておきたいと思います。
2)経済指標
英GDP
英国も利上げを進めており、物価高と併せて景気後退が懸念されています。
本日発表のGDPが予想を下回ると、スタグフレーションの懸念からポンド売り、株安が進むのではないかと注目しています。
フランスHICP(消費者物価指数)
昨日ドイツのHICP(消費者物価指数)は予想を下回り、物価上昇が鈍化しているとの見方から欧州金利は低下しユーロが売られています。
本日発表のフランスHICP(消費者物価指数)が予想を下回ると、昨日の金利低下が加速しユーロ売りが加速するのではないかと注目しています。
米PCEデフレーター
FRBの政策判断で重要視されているPCEデフレーター、予想以上の数字が出てきた場合は大幅利上げの可能性が高まります。
7月のFOMCで0.75%利上げ、もしくは1.00%の利上げの可能性も出てくるのではないかと思います。
大幅利上げの可能性が高まれば株安、リスクオフ、ドル買いに繋がる可能性があるので注目です。
カナダGDP
カナダも利上げしている国です。
利上げによる景気後退しているようであれば次回利上げ幅に影響するのではないかと思います。
予想を上回る結果であれば利上げ幅は広がり、予想を下回れば利上げ幅は縮むのではないかと注目しています。
◎本日のイベントスケジュール
6月30日(木曜日)
北大西洋条約機構(NATO)首脳会議(マドリード、30日ま
石油輸出国機構(OPEC)プラス閣僚級会合(オンライン)
10:30 CNY 中国製造業・非製造業PMI
15:00 GBP 英GDP
15:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)(速報値)
16:55 EUR ドイツ雇用統計・失業率
21:30 USD 米PCEデフレーター、失業保険申請件数
21:30 CAD カナダGDP
7月1日(金曜日)
08:50 JPY 日銀短観