月末・月初で経済指標ラッシュ! 「11月28日週の注目点とイベントスケジュール」

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2022年11月28日

月末・月初で経済指標ラッシュ! 「11月28日週の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

先週後半は感謝祭で薄商いになり、方向感が難しい状況でした。

 

今週は感謝祭も通過し取引量も回復、12月FOMCに向けて方向感が出てくるのではないかと思っています。

特に月末・月初で経済指標も多数予定されていて、指標結果を確認しながら方向性が出てくるのではないかと思っています。

また、週前半は月末のリバランスなどポジション調整の動きが出てくる可能性にも注意しておきたいと思います。

目次

◎今週の注目点

 

1)経済指標

 

フランス・ドイツ・ユーロ圏HICP(消費者物価指数)

ECBは物価抑制のために大幅利上げを進めています。

予想以上の物価が出てくると、さらに大幅利上げを進めるのではないかとの観測に繋がります。

今回は速報値なので予想と結果が乖離する可能性が高く、ユーロに大きく影響する可能性が高いので注目です。

 

 

 

ADP雇用統計

12月のFOMCに注目が集まり、FRBの動きを見極める為に経済指標に注目が集まっています。

雇用指標であるADP雇用統計も注目を集めており、予想と結果が乖離した場合は大きな値動きになるのではないかと注目しています。

予想を上回ればドル買い、下回ればドル売りになるのではないかと思っています。

 

 

 

米地区連銀経済報告(ベージュブック)

米国の物価高と景気後退がどこまで進んでいるのか、各地区連銀の報告に注目しています。

報告で物価高が続くようであれば、FRBの利上げ判断に影響するのではないかと思います。

報告内容に注目です。

 

 

 

PCEデフレーター

米国の物価高を計る指標で、FRBが判断材料として注目している指標ということで注目されています。

特に、10月CPI(消費者物価指数)が予想を大きく下回り、FRBは利上げ幅を後退させるのではないかと期待が高まり、大きくドル売りが進んでいるので、今回のPCEデフレーターが予想を下回るようであればさらにドル売りが進むのではないかと注目されています。

 

 

 

ISM製造業景況指数

FRBのハイペースの利上げにより、景気後退が懸念されています。

ISM製造業景況指数は製造業企業に対して景気見通しに関するアンケートを取り、集計し指数化したものです。

予想よりも景気が底堅いと結果が出てきた場合は、FRBの利上げの追い風になるのではないかと思われます。

 

 

 

NFP雇用統計

米国の物価高の要因の一つに人手不足による人件費の高騰です。

NFP雇用統計では雇用者数以上に平均賃金に注目です。

賃金が高いと物価高に繋がり、FRBの利上げに影響するのではないかと思います。

また、雇用者数や失業率が強いと利上げ余地があると判断し、FRBの利上げ判断の追い風になるのではないかと注目しています。

 

 

 

カナダ雇用統計

カナダ中銀も利上げを続けており、どこで利上げを止めるのかに注目が集まっています。

雇用が弱くなってきた場合は景気が後退していると判断され、物価も落ち着くのではないかとの観測から利上げも落ち着くのではないかとの観測に繋がり、カナダドル売りに繋がると思います。

 

 

 

2)要人発言

 

FRB

物価高もピークアウトし、FOMCメンバーの中でもタカ派とハト派が分かれてきています。

発言内容からハト派が優勢なのか、タカ派が優勢なのか見極めたいと思います。

特にパウエルFRB議長の発言には注目したいと思います。

発言内容では12月はじめ今後の利上げペースと、ターミナルレート(利上げの終了水準)がどこになるのかです。

利上げペースが後退してもターミナルレート(利上げの終了水準)が進むようであれば米金利は上昇しドル買いに繋がる可能性があります。

発言内容と併せて米金利とドルの値動きにも注目しておきたいと思います。

 

 

 

ECB

フランス・ドイツ・ユーロ圏のHICP(消費者物価指数)速報値が発表されるので、物価指標の結果を受けてECB要人がどのような発言をするのか注目です。

欧州は米国と違い、経済に不安があるので米国ほどのハイペースで利上げが難しいのではないかと思われます。

どのくらいのペースで利上げを進めるのか、発言内容に注目です。

 

 

 

BOE

英国の物価高は前年比2桁で43年ぶりのあ高水準を記録しています。

物価を抑える為に引き締めを進めると思われます。

どの程度の利上げ幅になるのか発言内容に注目です。

また、スナク政権の財政再建政策を盛り込んだ中期経済計画は緊縮財政となっており、英経済は冷え込むのではないかと予想されています。

緊縮財政による英経済の影響が、英中銀の政策判断に影響するのかにも注目しておきたいと思います。

 

 

 

◎今週のイベントスケジュール

 

11月28日(月曜日)

 

09:30 AUD 豪小売売上高

17:00 EUR クノット・オランダ中銀総裁発言

23:00 EUR ラガルドECB総裁発言

 

 

11月29日(火曜日)

 

02:00 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁、ブラード・セントルイス連銀総裁発言

02:10 EUR ナーゲル・ドイツ連銀総裁発言

17:00 CHF スイスGDP

19:00 EUR ユーロ圏消費者信頼感指数(確定値)

21:35 GBP マンBOE外部理事発言

22:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)(速報値)

22:30 CAD カナダGDP

 

 

11月30日(水曜日)

 

00:00 USD 米消費者信頼感指数

10:30 CNY 中国製造業・非製造業PMI

16:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)(速報値)

17:30 GBP ピルBOE主席エコノミスト発言

17:55 EUR ドイツ雇用統計・失業率

19:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)(速報値)

22:15 USD ADP雇用統計

22:30 USD 米GDP(改定値)

 

 

12月1日(木曜日)

 

00:00 USD 米住宅販売保留

00:30 USD 原油在庫量

03:30 USD パウエルFRB議長発言

04:00 USD 米地区連銀経済報告(ベージュブック)

10:45 CNY 財新製造業PMI

16:30 CHF スイスCPI(消費者物価指数)

17:50 EUR フランス製造業PMI(改定値)

17:55 EUR ドイツ製造業PMI(改定値)

18:00 EUR ユーロ圏製造業PMI(改定値)

18:30 GBP 英製造業PMI(改定値)

19:00 EUR ユーロ圏失業率

22:30 USD 米PCEデフレーター、失業保険申請件数

23:25 USD ローガン・ダラス連銀総裁発言

23:45 USD 米製造業PMI(改定値)

 

 

12月2日(金曜日)

 

00:00 USD ISM製造業景況指数

11:40 EUR ラガルドECB総裁発言

21:00 EUR デギントスECB副総裁発言

22:30 USD NFP雇用統計・失業率・平均賃金

22:30 CAD カナダ雇用統計・失業率

 

 

12月3日(土曜日)

 

00:15 USD エバンス・シカゴ連銀総裁発言

02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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