2018年12月20日
本日も政策金利発表ラッシュ! ~12月20日の注目点とスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
今朝発表されたFOMC政策金利はコンセンサス通り利上げ。 来年の利上げ回数予想は、3回から2回に修正されています。 ただ、記者会見は思ったよりもハト派ではなく、強気な発言が出ていました。 本日は、日・英・チェコ・スウェーデン・メキシコと政策金利発表が続きます。 年内最後のイベントとなりそうです。 相場参加者が急激に減り始まりそうです。
◎本日の注目点
1)黒田日銀総裁の記者会見
米国、カナダは利上げ基調、欧州は緩和政策終了と各国が緩和の終了や引き締めに動く中で、日銀がどのように動くのか!? どのようにこの先を見通しているのか!? また、緩和政策の量が気になります。 目標金額に達しているのか!? 達していないのであれば緩和の縮小ではないのか!? 緩和政策の限界は来るのではないのか!? 記者会見に注目です。
2)各国政策金利発表
本日は日銀の他に、英国・チェコ・スウェーデン・メキシコでも政策金利の発表が予定されています。
英国では据え置きが予想されていますが、声明文とMPCメンバーの投票配分に注目です。 合意なき離脱の可能性が高まってきていることなどから、先行きをどのように見通しているのか!? 注目です。
また、メキシコでは利上げが予想されていますが、据え置きであった場合メキシコペソ売りが加速します。 メキシコペソは対ドルで、安値圏が続いています。 仮に据え置きとなった場合は、安値更新の可能性も出てきます。 要注目です。
3)FOMC後の動き
今朝の利上げで、ダウ平均は大幅下落しています。 この流れをアジア・欧州が引き継ぐのか!? また、ドル円では若干のドル買いに傾きましたが上値は重たいようです。 ドル買いがどこまで続くのか!?
その他に、トランプ大統領等から利上げに対する批判発言が出てくるのではないかと思います。 発言についてどのように反応するのか注目です。
個人的には、ドル買いは続かずドル売りに傾くと思っています。 少し想定とはずれましたが、タイミングを見計らってドル売りをしてみたいと思います。
FOMCを起点にドル売り戦略! ~12月20日のドル売り戦略~
その他に、FOMCが終了したことでクリスマス・年末休暇に入る人たちが多くなります。 相場参加者が少なくなると思いもよらない値動きが出ることがあります。 リスク管理はしっかりとしておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
12/20(木曜日)
09:30 AUD 雇用者数増減・失業率
12時前後 JPY 日銀政策金利発表
15:30 JPY 黒田日銀総裁記者会見
17:30 SEK スウェーデン政策金利発表
18:30 GBP 小売売上高
21:00 GBP BOE政策金利発表・MPC投票配分
22:00 CZK チェコ政策金利発表
22:30 USD フィラデルフィア連銀製造業指数
12/21(金曜日)
04:00 MXN メキシコ政策金利発表
08:30 JPY CPI(消費者物価指数)