2019年7月26日
来週にFOMCを控え米GDP速報値発表! ~7月26日の注目点とイベントスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は、トルコとEUで政策金利が発表されました。 ともに注目度が高かっただけに、発表直後は上下に乱高下しました。
トルコリラは想定以上に利下げしたにもかかわらず、トルコリラは買われています。
ユーロは、一部サプライズ利下げを期待したところもありましたが、据え置きが発表されました。 ユーロは買い戻しが入り上昇しています。
米指標も良かったことから、ユーロ買い・ドル買いで円が売られる状況となっています。
ただ、ユーロ高・ドル高は株価に影響し、株価下落となっています。
この状況、通貨安・株高を好むトランプ大統領が黙って見ているのか!? 気になります。
目次
◎本日の注目点
1)ECB理事会
昨日のECB理事会では、据え置きが発表されましたが、一部では利下げが予想されていただけにユーロは買いで反応しました。 ドラギ総裁の記者会見では、9月の理事会で追加緩和の示唆がありました。 ただ、今回の理事会で利下げについて議論は出なかったとも発言。 ユーロは買い材料と売り材料が交錯する展開でした。
それでも、昨日は大きくユーロが買われています。 続いて買われたのが米ドル。 本日は、この流れが続くのか!? 各国の反応・消化を見ていきたいと思います。
2)米GDP
本日米GDP速報値が発表されます。 来週のFOMCを控える中で、最後の重要指標です。
来週のFOMCでは、0.25%の利下げは織り込み済みですが、0.5%の利下げがあるのかどうかが注目されています。 ブラックアウト期間に入り、要人発言が出てこないので、GDPの結果が来週のFOMCの状況に大きく影響すると思われます。 発表後の長短米金利動向に注目です。
3)地政学リスク
昨日の早朝に北朝鮮がミサイルを発射しました。 北朝鮮がミサイルを発射するのは、だいたいマーケットの商い薄の時が定番です。 また、週末のNYクローズ後に発射されることもあります。 昨日のミサイル発射で為替市場に影響は少なかったですが、発射の内容や場所などによっては、為替市場に影響が出るかもしれません。 また、このミサイル発射にトランプ大統領や各国が反応し始めると、それ自体がリスクオフになってしまうので要注目です。
その他にも、中東問題も緊張状態が高まった状況が続いています。 週末に動く可能性もあるので、ポジション調整はしっかりとしておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
7月26日(金曜日)
21:30 USD 米GDP(速報値)
7月27日(土曜日)
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント