2021年9月21日
東京市場連休明け、中国恒大集団リスクは進むのか!? 「9月21日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は中国が恒大集団のデフォルト懸念でリスクオフになっている中で東京市場・中国市場が休場。
香港市場では中国恒大集団に関係する銀行株や、不動産株を中心に大きく下落。
株価の下落は欧州市場やNY市場に影響し、世界的に株価下落のリスクオフに傾きました。
本日もリスク要因でマーケットが動くことが予想されるなか、東京市場は連休明けで戻ってきます。
リスクオフが進みそうな気がしています。
目次
◎本日の注目点
1)リスク要因
中国恒大集団
昨日、中国恒大集団が要因で香港株は大幅下落、株価下落は欧州やNY市場まで影響し、マーケットはリスクオフに傾いています。
昨日東京市場は休場だった為、本日は連休明けでリスクオフを織込む展開となります。
また、明後日23日には社債の利払いがあります。
マーケットではデフォルト(利払い不能)になるのではないかと懸念しており、懸念が進むようであればリスクオフも進むのではないかと注目しています。
中国市場は本日も休場なので、香港市場を確認しながらどこまでリスクオフが進むのか注目したいと思います。
米議会
米議会では予算協議に加えて、債務上限の引き上げについて話題になるようになっていきました。
イエレン財務長官は再度議会に債務上限の引き上げについて書簡を送り、10月で政府予算が底をつくことを伝えています。
共和党は債務上限の引き上げに反対しており、このまま引き上げられないまま進んでいくと、政府施設の閉鎖やデフォルト懸念がいしいされるようになるとリスクオフが進むと思うので注意しておきたいと思います。
カナダ選挙
昨日カナダでは総選挙の投票が始まり、開票作業が進んでいます。
トルドー政権が政権維持できるか微妙な状況なので、開票結果に注目です。
もし、トルドー政権が連立や政権交代などなれば、カナダドルの売りに繋がるのではないかと注目しています。
2)RBA理事会議事要旨
9月の理事会で予定通り引締めをスタート、その後ロウRBA総裁のハト派発言で大きくぐドルが売られている状況です。
本日発表のRBA理事会議事要旨で、理事会内がどこまでハト派だったのか、内容に注目です。
ロウRBA総裁のハト派発言と同様に、議事要旨の内容もハト派だと豪ドルの上値は一層重くなるのではないかと考えています。
3)米20年債入札
本日米国では20年債の入札が予定されています。
FOMCを控えて米金利に注目が集まる中での入札なので、入札結果で米金利がどのように動くのか注目しています。
米金利が上昇するようであればドル買い、明日のFOMCにも期待が高まるのではないかと考えています。
◎本日のイベントスケジュール
9月21日(火曜日)
中国市場休場(中秋節)
国連総会
10:30 AUD RBA理事会議事要旨
16:05 EUR デギントスECB副総裁発言
16:30 SEK スウェーデン政策金利発表
21:30 USD 米建築許可件数
9月22日(水曜日)
02:00 USD 米20年債入札
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