2020年7月31日
欧州各国の4~6月期GDP速報値が発表! 「7月31日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日はドイツ・米国で4~6月期GDP速報値が発表され、どちらも過去最低の下落となりました。
4~6月は多くの国でロックダウンしており、経済がストップしていた時期の経済データが出てきました。
このことから、欧米株価は大きく下落、景気後退懸念も出てきて原油価格の下落に繋がりました。
本日は月末ということと、夏休み前ということでポジション調整が出てくるのではないかとみられています。
目次
◎本日の注目点
1)欧州GDP
昨日ドイツの4~6月期GDPは予想を下回り、10年分の成長率を帳消しにするほどの下落となりました。
本日はコロナの影響を大きく受け、長期ロックダウンとなったイタリアやフランス、スペインなどの4~6月期GDP速報値が発表されます。
また、ユーロ圏全体の4~6月期GDP速報値も発表されます。
立て続けに発表される4~6月期GDP速報値の結果は予想を下回る可能性があり、下回った場合は今まで急騰してきたユーロの調整要因になる可能性があるので要注意です。
2)リスクオフ要因
経済指標の悪化、株価下落、米中問題、中国包囲網に対する反発、コロナ感染拡大などリスクオフ要因が控えています。
特に注目していることが南シナ海の軍事演習と香港議会選挙です。
南シナ海は米空母が2隻展開しており、中国も南シナ海で軍事演習を計画している。
ここに、豪州も参加し、米豪共同で「航行の自由作戦」を敢行する可能性が出てきています。
豪州が参加すれば、中国の反発・批判・報復は豪州に向けられると思われ、豪ドルは上値が重たくなるのではないかとオンわれます。
香港議会選挙は、先日決まった香港国家安全維持法を使い、中国共産党に批判的な民主派の候補者の立候補を取り消しており、中国に対する批判が出てきそう。
香港・中国に対する批判が高まり、中国包囲網が加速していくのではないか、中国は包囲網に対して報復に出るのではないか注目です。
◎本日のイベントスケジュール
7月31日(金曜日)
08:30 JPY 日本失業率
10:00 CNY 中国製造業・非製造業・総合PMI
14:30 EUR フランスGDP(4~6月期)(速報値)
15:00 EUR ドイツ小売売上高
15:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)
16:00 EUR スペインGDP(4~6月期)(速報値)
17:00 EUR イタリアGDP(4~6月期)(速報値)
18:00 EUR イタリアHICP(消費者物価指数)
18:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)・GDP(4~6月期)(速報値)
21:30 USD 米PCEデフレーター
21:30 CAD カナダGDP
22:45 USD シカゴPMI
23:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数
8月1日(土曜日)
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
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