欧州指標ラッシュでユーロに注目! 「1月31日の注目点とイベントスケジュール」

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2023年1月31日

欧州指標ラッシュでユーロに注目! 「1月31日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日は令和国民会議(令和臨調)が政府・日銀の過去10年の政策効果を検証した上で新たな共同声明を結ぶよう提言したことを受け、見直し議論が活発化するとの思惑から円買いが進み、ドル円は一時129.20円まで急落した。

 

スペインの物価指標HICP(消費者物価指数)が予想以上の結果になったことで、ECBの利上げ観測からユーロ買いが進んでいます。

 

本日はフランスやドイツのGDPやHICP(消費者物価指数)などが多数予定されていることから、昨日のスペインのような結果が出てくるとユーロ買いが加速するのではないかと注目しています。

目次

◎本日の注目点

 

1)経済指標

 

フランス・ドイツ・ユーロ圏GDP

欧州では高い物価上昇、ウクライナ情勢によるエネルギー価格の上昇、中国のゼロコロナ政策などから10~12月期の経済成長は低くなるのではないかと予想されています。

欧州でも経済規模の大きいフランスやドイツ、また総合のユーロ圏などのGDPが予想以上の結果となればECBの利上げ(引締め)の追い風となるのではないかと注目しています。

 

 

 

フランス・ドイツHICP(消費者物価指数)

ECBは物価抑制を優先すると利上げを進めています。

欧州でも経済規模の大きいフランスやドイツの物価がどこまで上昇しているのかに注目です。

また、今回は速報値なので、予想と結果が大きく乖離する可能性があるので注目です。

予想以上の物価が示されるようであれば、3月ECB理事会での0.5%利上げの可能性が高まるのではないかと注目しています。

 

 

 

NZ雇用統計・失業率

RBNZはハイペースで利上げを進めておりタカ派姿勢を示しています。

現在のRBNZの責務は「持続可能な最大雇用とインフレ抑制」となっており、政策判断に雇用状況も含まれています。

物価高が進んでいる状況で、どこまで雇用状況が影響するかはわかりませんが、雇用状況が弱い場合は利上げペースに影響するのではないかと注目しています。

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

1月31日(火曜日)

 

09:30 AUD 豪小売売上高

10:30 CNY 中国製造業・非製造業PMI

15:30 EUR フランスGDP(速報値)

16:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)(速報値)

17:55 EUR ドイツ雇用統計・失業率

18:00 EUR ドイツGDP(速報値)

19:00 EUR ユーロ圏GDP(速報値)

19:00 JPY 日銀外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)

22:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)(速報値)

22:30 CAD カナダGDP

 

 

2月1日(水曜日)

 

00:00 USD 米消費者信頼感指数

06:45 NZD NZ雇用統計・失業率

10:45 CNY 財新製造業PMI

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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