2021年11月23日
欧米英の製造業・サービス業・総合PMIに注目! 「11月23日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は次期FRB議長にパウエルFRB議長が指名され、次期FRB副議長にブレイナードFRB理事が指名されました。
超ハト派のブレイナードFRB理事ではなく、ややハト派のパウエルFRB議長が指名されたことで米金利は上昇して米ドルが買われる展開となりました。
米ドルが上昇したことで割高感となった原油や金は下落しています。
ただ、OPECプラスは国家石油備蓄放出なら計画を調整する可能性があると報道されたことで、原油価格の下支えとなり底堅く推移しました。
ドル買いが進んだことでドル円は上昇し114.95円付近まで上昇しています。
前回は115円に届かず反落しましたが、今回は次期FRB議長が指名されたということもあり、115円突破チャレンジがあるのではないかと注目しています。
目次
◎本日のイベントスケジュール
1)製造業・サービス業・総合PMI
本日はフランス・ドイツ・ユーロ圏・英国・米国で製造業・サービス業・総合PMIの速報値が発表されます。
多くの国で燃料価格の上昇から物価が上昇し、消費の低下が懸念されています。
また、半導体をはじめ供給不足から製造業への悪影響が出ています。
また、欧州ではコロナ感染拡大によるロックダウンの再開なども景況感に影響が出るのではないかと思います。
どこまで景況感が悪化しているのか、速報値なので大きく結果がブレる可能性があるので注目です。
予想よりも悪化、先月よりも悪化していた場合は景気後退の可能性が懸念されてリスクオフに傾く可能性があるので注目です。
2)要人発言
本日は英中銀(BOE)MPCメンバーの3名の発言が予定されています。
英中銀(BOE)は、先日の金融政策発表で予想外の据え置きを発表しました。
利上げを投票したのはラムズデンBOE副総裁とソーンダースBOE外部理事です。
先週の雇用統計や物価指標からは利上げには十分な結果が出てきています。
本日のベイリーBOE総裁、カンリフBOE副総裁、ハスケルBOE外部理事の3名から利上げに前向きな発言が出てくるか注目、12月の利上げがあるのかに注目です。
3)米金利
昨日、バイデン大統領は次期FRB議長にパウエルFRB議長を指名、次期FRB副議長にブレイナードFRB理事を指名しました。
マーケットは超ハト派のブレイナードFRB理事の可能性も考えていたので、指名後は金利が上昇、ドル買いで反応しました。
ただ、指名されただけで、これから米議会の承認が必要です。
事前にコンセンサスをとっているとは思いますが、議会で承認に難色が示されるようであれば金利は低下、ドル売りが進む可能性があるので注意しておきたいと思います。
また、本日は7年債の入札も予定されています。
入札結果で金利が上昇するのか、低下するのか注目したいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
11月23日(火曜日)
17:15 EUR フランス製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
17:30 EUR ドイツ製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
18:00 EUR ユーロ圏製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
18:30 GBP 英製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
20:00 GBP ハスケルBOE外部理事発言
23:45 USD 米製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
11月24日(水曜日)
00:00 GBP ベイリーBOE総裁、カンリフBOE副総裁発言
02:30 EUR マクルーフ・アイルランド中銀総裁発言
03:00 USD 米7年債入札
03:00 CAD ポードリBOC副総裁発言
03:40 EUR デギントスECB副総裁発言
07:15 AUD ブロックRBA総裁補佐発言
10:00 NZD RBNZ理事会・政策金利・声明文発表
11:00 NZD オアRBNZ総裁記者会見
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