2018年10月2日
注目のロンドン市場、ユーロとポンドに注目! ~10月2日の戦略とイベントスケジュールと注目点~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
◎保有中のポジションと戦略
EUR/USDのShortポジションはホールド中。 イタリア予算案をめぐる懸念で、イタリア長期金利が上昇中。 ドイツとイタリアの金利差拡大でユーロは売られています。 まだ、下値を探る展開となるのではないかと思っていますが、”1.1500”はかなり底堅いと思っています。
今日は、ポジション調整を考えています。 半分利確を検討しています。 ”1.1500”を割り込むようであれば追加ポジションを検討しています。
CAD/JPYのLongポジションはホールド中。 NAFTA再交渉も「U.S.M.C.A」と名前を変えて合意の模様。 米国、カナダ、メキシコの3か国貿易協定は内容の変更はあったものの、継続することが決まったことで落ち着くと思われます。 カナダドルについては、NAFTA関連悪材料は織り込み済みと思われ、原油価格の上昇を追い風に上昇していくと思っています。 CAD/JPYは90円台を目指していくと考え、追加ポジションを検討しています。 気になるのは、日足チャートで窓開けしていることです。 窓を閉める可能性はあると思いますが、ちょうど良い押し目になるのではないかと考えます。
その他、昨日はポンドの短期Shortポジションを取りました。
昨日アイルランド国境問題で、譲歩を検討と伝わるとポンドが大きく買われました。 ただ、情報元がBloombergであったことと、確報が出てこなかったことから戻りを狙い、GBP/JPYのShortポジションを持ち、30pips利確で閉じました。
ポンドは乱高下する可能性が高いので、短期ポジションは考えますが、長期ポジションは難しいと思います。 急騰・急落の後は、内容次第ですが、基本戻していくのではないかと思います。 内容を見極め、ポジションをとっていきたいと思います。
◎本日の注目点
1)ユーロの下値警戒
イタリア予算案を巡り、トリア財務相の辞任の噂もあります。 イタリア10年債利回りも上昇しています。 ただ、追加で悪材料が出ない限りは、ここからした抜けは難しいのがユーロです。 追加の悪材料として懸念されるのは、EU(欧州委員会)からの発言です。 ヘッドラインと下値を注目していきたいと思います。
↓↓↓イタリア予算案については以下を張っておきます↓↓↓
イタリア発、財政危機なるか!? イタリア予算案とユーロ下落について解説!!
2)英国・保守党大会
英国の党大会は、かなり重要なイベントです。 昨日もアイルランド国境問題にかかわる発言で急変動しました。 今日は、ボリス・ジョンソンが何か動くのではないかと警戒されています。 ボリス・ジョンソンは英国離脱の国民投票で船頭をとっていた一人です。 今回の党大会前も、メイ首相と一騎打ちではないかと英国の新聞で1面になるほどです。 何が起こるか、大注目です。
3)要人発言
本日は、注目の要人発言が続きます。 特に注目はクウォールズFRB副議長の議会証言です。 FRBは10月からバランスシートの縮小ペースの変更や、利上げの終了時期が注目され始めています。 また、欧州や英国など多くの中銀では関税や保護貿易に関する発言が出て言います。 FRBは、あまり貿易・関税に関する発言が少ないので、どのように考えているのかも注目しています。
◎本日の経済指標スケジュール
10/2(火曜日)
英国・保守党大会
13:30 AUD 政策金利・声明文発表
17:30 GBP 英国建設業PMI
17:45 GBP ホールデンBOE主席エコノミスト発言
21:00 GBP ボリス・ジョンソン元Brexit担当外相発言(保守党大会スピーチ)
23:00 USD クウォールズFRB副議長発言(米上院議会証言)
10/3(水曜日)
英国・保守党大会
01:00 USD バーキン・リッチモンド連銀総裁発言
01:45 USD パウエルFRB議長発言
03:00 USD カプラン・ダラス連銀総裁発言
10:30 AUD 住宅建設許可件数