2021年4月9日
為替市場はリスクオフ? 米金利に注目! 「4月9日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日はECB理事会議事要旨やパウエルFRB議長の発言に注目が集まりましたが、特段の材料視されるものは出てこず、反応薄で通過しました。
今週に入って資源国通貨売り、円買い・フラン買いのリスクオフの流れになっています。
今まで一方向に動いてきた調整の可能性は高いですが、キッカケになった要因としてロシアとウクライナの問題が上がってきています。
現状では大きなリスクオフの要因かと言うとそこまでではないかもしれませんが、調整のキッカケになっていると思います。
この調整の流れ、リスクオフの流れがいつまで続くのか?
それとも、ロシア・ウクライナの問題からリスクオフの流れに本格移行するのか注目です。
本日、週末なので、リスクオフの流れが続くようならば、週末リスクを警戒してポジション調整が出てくるかもしれません。
目次
◎本日の注目点
1)カナダ雇用統計
カナダは先月の雇用統計がかなり良い数字が出てきました。
また、コロナ対応の緊急緩和プログラムを終了するなど、カナダ経済の回復は進んでいるように思えます。
このことから、今週の雇用統計が良い数字が出てくると、さらに緩和の縮小期待が高まりカナダドルの買いに繋がるのではないかと思われ、注目度が高くなっていると思われます。
カナダ雇用統計の発表後のカナダドルの反応と、結果に対する動きでカナダドル買いが優勢なのかどうかを見極めたいと思います。
2)米金利
上記でも書いたように、ここ数日の為替市場はリスクオフの流れになっています。
注目したいのは米金利と米ドルです。
コロナ後はリスクオフになるとドル買いが進んできましたが、ここ数日を見るとドル安で反応しています。
米金利が要因ではないかと考えています。
リスクオフ→安全資産である米債券買い
債券買い→米金利低下
金利相場の現在米金利が低下→米ドルが売られる
このような流れではないかと考えています。
また、リスクオフの要因となっているのがロシアやウクライナなので米株等には反応しにくいのではないかと思います。
なので、米金利の動向に注目して、リスクオフの流れ(調整)が続いているのかを判断したいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
4月9日(金曜日)
国際通貨基金(IMF)世界銀行春季会合
10:30 AUD 半期金融安定報告・豪建築許可件数
10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数)
16:30 EUR デギントスECB副総裁発言
21:30 CAD カナダ雇用統計・失業率
23:00 USD カプラン・ダラス連銀総裁発言
4月10日(土曜日)
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
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