2019年4月9日
独・仏・英首脳会談、その他要人発言多数! ~4月9日の注目点とイベントスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は、ユーロが謎の上昇! 個人的には、スイス中銀の仕業ではないかなぁ…なんて思っています。 謎のユーロを除いては、原油高と相関してカナダドルが急上昇しています。
ドル円は、一時円高に動きましたが、111円前半は底堅く反発して戻ってきました。 111.50~112円の狭いレンジで推移しています。 英国の離脱が決まるまで、動きづらい状況なのかな!? と感じています。
また、リビアで軍事衝突やトルコで選挙のやり直しなど、地政学リスクも出てきています。
目次
◎本日の注目点
1)英国議会・Brexit
英国議会では、何も決まらないまま臨時EUサミット前日まで来てしまいました。
本日、メイ首相はマクロン大統領と会談、その後メルケル首相と会談予定です。 メイ首相は両首脳と離脱期限の延期について話し合うものだと思われます。
4月12日にせまった離脱期限日ですが、先日メイ首相はトゥスクEU大統領に、6月30日まで延期を申し入れました。 ただ、以前却下になった6月30日までの延期が認められる可能性は低いと思います。 そこで、フランス・ドイツの両首脳に直接申し入れするようです。
EU側は、柔軟な1年間の離脱期限の延期案を出しています。 こちらは、最大1年の延長で、離脱案が合意できた時点で離脱となります。 6月30日か!? 1年の延長か!? ここでもお互い対立しています。 どちらも引かずに決裂となれば、12日で合意なき離脱となります。 今日は、首脳会談についてのヘッドラインに要注意です。
2)トルコ・エルドアン大統領
昨日、驚きの報道がありました。 エルドアン大統領は、野党勝利となったイスタンブール市長選は不当なのでやり直すというもの! さすが、独裁者だなと思いました。 トルコリラは、売られています。
また、追い打ちをかけるように、トルコ中銀は政策金利を、25.5%から24%にステルス利下げ。 トルコリラを取り巻く環境は、不安定になっています。 いつ、トルコリラショックのような事が起きるか分かりません。 注意しておきたいと思います。
3)IMF世界経済見通し
本日はIMFによる、世界経済見通しが発表されます。 最近の欧州をはじめ、世界的に景気後退が懸念されています。 IMFの見通しに注目が集まっているような気がします。
◎本日のイベントスケジュール
4月9日(火曜日)
独英首脳会談
仏英首脳会談
IMF(国際通貨基金)世界経済見通し発表
EU・中国首脳会談
イスラエル総選挙
10:30 AUD 住宅ローン
17:00 EUR イタリア小売売上高
22:00 MXN CPI(消費者物価指数)
23:00 USD JOLT求職
4月10日(水曜日)
臨時EUサミット開催
06:00 USD クウォールズFRB副議長発言
07:45 USD クラリダFRB副議長発言
09:30 AUD Westpac消費者信頼感指数
11:30 AUD デベルRBA総裁補佐発言