昨日は重要指標もなく、ヘッドラインも出てくることもなかったため、各通貨小動きもみ合いの展開となりました。

 

トランプ大統領は定例分のように「米中貿易協議は順調」発言するもマーケットの反応はなく、中国商務省職員の発言で「適切な時期に関税をさらに引き下げる」との報道にも反応はありませんでした。

 

本日も同様な動きづらい相場が続きそうな気がします。

 

 

◎本日の注目点

 

１）ヘッドライン待ち

 

米中協議の合意に関するヘッドライン、15日にスタートする追加関税が延期になるか発動するかに関するヘッドライン、英選挙に関するヘッドラインなど、週末のビックイベントに向けてヘッドラインで動く相場となっています。

逆にヘッドラインがなければ、動きづらい状況だと思います。

しっかりと、状況を見極め無駄なトレードをしないように気を付けたいと思います。

 

 

 

２）経済指標

 

ドイツやユーロ圏の景況感や英GDP、ノルウェーCPIなどが発表されます。

英GDPは英選挙が控えるため動きは限定的になりそうな気がしています。

その他指標に関しても、予想外の結果が出てくれば動くかもしれませんが、期待薄だと思われます。

 

NAB企業信頼感やWestpac、中国CPIの結果で豪ドルが動く可能性は高いと思っています。

特にWestpac銀行はRBAが来年夏までに利下げと緩和政策を導入と予想していました。

豪ドルの売りが継続するのかどうか、この3指標には注目しておきたいと思います。

 

 

 

３）その他リスク要因

 

・トランプ弾劾問題

・米中貿易協議

・香港デモ

・北朝鮮ミサイル問題

・英国選挙とBrexit

・イタリアはじめユーロ圏の予算案

・トルコS400ロシア製ミサイル問題

・米国による対欧州関税(報復関税)

・ブラジル・アルゼンチンに対する追加関税

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

12月10日(火曜日)

 

09:30　AUD　NAB企業信頼感指数・住宅価格指数

10:30　CNY　中国CPI(消費者物価指数)

16:00　NOK　ノルウェーCPI(消費者物価指数)

18:30　GBP　英GDP

19:00　EUR　ドイツZEW景況感指数

19:00　EUR　ユーロ圏ZEW景況感指数

 

 

12月11日(水曜日)

 

00:00　EUR　ビスコ・イタリア中銀総裁発言

03:00　USD　10年債入札

08:30　AUD　Westpac消費者信頼感指数