2019年10月7日
米中次官級貿易協議スタート! ~10月7日の注目点とイベントスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
週末に米朝協議が不調に終わったことと、トランプ大統領の弾劾問題で2人目の告発者が出てきたことで、リスクオフに進み円高スタートかと思われていましたが通常スタートでした。(5:00頃)
ただ、その後、米中協議が後退しそうなニュースが出てくるとドル円は30pipsほど急落しました。
今週は、このように米中協議を中心に、注目されるのではないかと思います。
目次
◎本日の注目点
1)米中関係
今週10日・11日の米中閣僚級貿易協議に向けて、次官級協議が始まります。 本日、マーケットオープン直後に一部報道として、「中国は今週の米国との貿易協議を前に、通商合意の範囲を狭めつつある」と報道され、米中合意の後退懸念からリスクオフになり、円高が進んでいます。
この一部報道が、確定報道になっていくのか!? それとも、合意に向けた話になるのか!? 注目です。
また、米中関係は米経済にも影響すると思われ、先週の経済指標の弱さは、米中貿易戦争の影響ではないかと思われます。 経済指標の弱さから、年内利下げ観測が進んでいます。
ということで、米中関係が利下げ観測に影響すると思われます。
パウエルFRB議長の発言や長短金利などにも併せて注目しておきたいと思います。
2)英離脱交渉
先週までの内容を見る限り、ボリス・ジョンソン首相の離脱修正案交渉は進んでいないようです。 来週には、EUサミットを控えていることから、今週がヤマ場だと思っています。
ボリス・ジョンソン首相は、離脱修正交渉を進めることが出来るのか!?
英国議会(野党)は、ボリス・ジョンソン首相に対し合意なき離脱を阻止することが出来るのか!?
EU加盟各国は、離脱修正案や離脱期限の延期に対しどのような反応を示すのか!?
この辺りに注目です。
3)その他リスク要因
・対欧関税問題
・中東問題
・日韓関係
・トルコ情勢
・香港デモ
・トランプ弾劾問題
・ドル高懸念
◎本日のイベントスケジュール
10月7日(月曜日)
米中次官級貿易協議
07:45 USD ジョージ・カンザスシティ連銀総裁発言
15:00 EUR ドイツ製造業新規受注
16:30 GBP Halifax住宅価格指数
16:30 EUR デコス・スペイン中銀総裁発言
23:20 USD カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁発言
10月8日(火曜日)
02:00 USD パウエルFRB議長発言
04:00 USD 消費者信用残高
09:30 AUD NAB企業信頼感指数