2022年7月4日
米国休場でリスク要因に注意の1日! 「7月4日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
本日は米国が休場で、目立った経済指標など大きなイベントもないことから方向感がない展開を予想しています。
取引量も少なく変な値動きなども出てくる可能性もあるので、様子見しながら方向感を見決める1日にしたいと思っています。
目次
◎本日の注目点
1)リスク要因
円安リスク
ドル円で一時137円を付けるなど円安が止まりません。
日銀や政府関係者は口先介入していますが反応は限定的です。
株安リスクなどからリスクオフが進み円買いが出てきていますが、リスクオフが後退する場面があれば再度一気に円安が進む可能性があるので注目です。
また可能性はかなり低いと思いますが、日銀による政策変更などを匂わせる内容が出てきた場合は一気に円高が進む可能性があるので注意しておきたいと思います。
世界株安リスク
各中銀が引き締めを進めることで景気後退の可能性が高くなり、世界的に株安が進んでいます。
今週も議事要旨や経済指標、要人発言などから大幅利上げの可能性や景気後退懸念につながる内容が出てくると株価の大幅安が進みリスクオフが進む可能性があります。
世界的な株安、世界恐慌が意識されると大きくリスクオフに傾く可能性があるので、世界の株価とVIX指数には注意しておきたいと思います。
英政治リスク
今週は英国で重要指標が少ないことから、政治リスクによってポンドが動くのではないかと思っています。
英国ではEUとの北アイルランド議定書をめぐる対立が問題となっています。
議定書に関するヘッドラインが出てくるとポンド売りが進む可能性があるので注意しておきたいと思います。
また、ジョンソン首相の支持率低下や、スコットランド自治政府の独立を問う住民投票の盛り上がりもリスク要因として注意しておきたいと思います。
2)スイスCPI(消費者物価指数)
スイスは先日の金融政策発表でサプライズの利上げを発表し、次回の利上げの可能性も示唆しました。
本日発表のCPI(消費者物価指数)が高い数字だった場合は、次回利上げ、マイナス金利の解除の可能性が出てくるので注目です。
◎本日のイベントスケジュール
7月4日(月曜日)
米国休場(独立記念日)
15:30 CHF スイスCPI(消費者物価指数)
16:00 TRY トルコCPI(消費者物価指数)
23:00 EUR ナーゲル・ドイツ連銀総裁発言
7月5日(火曜日)
00:00 EUR デギントスECB副総裁発言