2021年1月12日
米国債入札で米金利はさらに上昇? 「1月12日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
本日は東京市場が連休明けです。
昨日はコロナ感染拡大や変異型ウイルスが各地で確認されていることなど、コロナリスクによるリスクオフの流れから各国株価が下落しています。
連休明けの東京市場は、世界の株価下落の流れを引き継ぐのではないかとみられ、日経平均28000円を守れるか注目されます。
また、最近注目を集めているのはビットコインで、昨日は一日で10%以上のボラティリティとなっています。
目次
◎本日の注目点
1)米金利
本日米10年債の入札が予定されており、長期金利の推移に注目が集まります。
バイデン政権による追加経済対策案などから金利が上昇しており、本日の入札でも金利が上昇するのではないかと予想されています。
金利が上昇すると株価の重しとなり、ドル買いにも繋がりやすいことから、今までの株高・ドル安にブレーキがかかるのではないかと注目されています。
本日の10年債入札と米株や米ドルの動きに注目したいと思います。
2)要人発言
本日はBOE副総裁とFRB理事の発言が予定されています。
バイデン政権による追加経済対策案など財政拡大が予想される状況で、FRBがどのような方針で動くのか注目が集まっています。
一部報道では年内にもテーパリングに動くのではないかと報じられています。
今後のFRBの動きを見るために、本日のブレイナードFRB理事の発言には注目したいと思います。
英国はEUから離脱したことで経済停滞が予想されています。
このような状況から英中銀ではマイナス金利の導入が噂されています。
マイナス金利に関する発言が出てこないか、ブロードベントBOE副総裁の発言に注目です。
3)コロナ感染と株価下落
欧米をはじめコロナ感染拡大が止まらない状況で、コロナウイルスの変異型が各地で見つかり、一部では変異型のほうが感染力が高いなどと言われています。
コロナの感染拡大などを受けて、経済への影響を懸念して各国の株価は下落しています。
本日もコロナ警戒感から株価の下落が続くのか、リスクオフの流れが続くのか注目したいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
1月12日(火曜日)
19:00 GBP ブロードベントBOE副総裁発言
23:35 USD ブレイナードFRB理事発言
1月13日(水曜日)
01:00 USD ローゼングレン・ボストン連銀総裁、カプラン・ダラス連銀総裁、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁発言
02:20 EUR デコス・スペイン中銀総裁発言
03:00 USD 米10年債入札
03:00 USD ジョージ・カンザスシティ連銀総裁発言
04:00 USD ローゼングレン・ボストン連銀総裁発言