2025年4月11日
米指標とトランプ関税に関するヘッドラインに注目! 「4月11日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は3月米消費者物価指数(CPI)が前月比-
米ホワイトハウスは「中国からの輸入品に課す追加関税率が
本日も引き続き、トランプ関税に関するヘッドラインがマーケットの中心となるのではないかと注目しています。
目次 [隠す]
◎本日の注目点
1)リスク要因
先週2日に発表されたトランプ関税は、米国への輸出品に対して10%の関税、貿易黒字の国に対してはさらに高い関税が設定され、日本は24%の関税が設定され、中国は既存の20%に加えて34%の関税(合計54%)、EU20%、ベトナム46%、台湾32%の関税が課せられました。
相互関税を受けて各国、米国との貿易交渉や報復関税など対抗処置に動いています。
貿易戦争を懸念してマーケットはリスクオフが進み、株式市場は連日下落、一部では米国との交渉が進んでおり、関税がゼロになった国、関税発動が延期が噂される国などが出始め安心感からリスクオフが後退し株価が上昇する場面もありました。
ただ、中国の報復に対し米国が104%の追加関税を発表し、中国はさらに50%の報復関税を発表し、トランプ大統領はさらに追加関税を発表、中国に対して145%の関税を課すと発言しています。
また、報復関税を行わなかった国に対して上乗せ分の関税を90日間一時停止すると発表しています。
関税延期の発表を受けて株価は急騰し、リスク回避の動きからドル円は急騰しています。
まだまだ、トランプ関税や貿易戦争に対して不透明感があり、トランプ大統領や各国の対応で荒れた相場が予想されます。
各国の対応とトランプ大統領の動向、各国株式市場に注意しておきたいと思います。
2)経済指標
英GDP
英国は景気後退が懸念されています。
トランプ関税でさらに景気後退が懸念される中で、現在の景気がどのような結果が出てくるのかGDPに注目です。
予想よりも悪化していた場合は5月利下げ期待が高まり、今後の景気悪化懸念と併せてポンド売りが進むのではないかと思います。
米PPI(生産者物価指数)
PPI(生産者物価指数)の結果が上昇すると数か月後にCPI(消費者物価指数)が上昇、逆にPPI(生産者物価指数)が低下すると数か月後にCPI(消費者物価指数)が低下するといった具合に、PPI(生産者物価指数)はCPI(消費者物価指数)の先行指標として注目されています。
物価の高止まりが懸念される米国ではPPI(生産者物価指数)順調に低下していくのか注目です。
ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)・期待インフレ率
トランプ関税・相互関税の影響でマーケットが混乱しています。
今後の景気をどのように見通しているのか、ミシガン大学消費者信頼感指数に注目です。
特に今回は速報値で、トランプ関税の影響を確認するために注目しておきたいと思います。
また、トランプ関税の影響インフラが進むのか、期待インフレ率にも注目しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
4月11日(金曜日)
15:00 GBP 英GDP
18:45 EUR ラガルドECB総裁発言
21:30 USD 米PPI(生産者物価指数)
23:00 USD ムサレム・セントルイス連銀総裁発言
23:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)・期待インフレ率
4月12日(土曜日)
00:00 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント