2022年8月18日
米指標や要人発言から米金利の動きに注目! 「8月18日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日、RBNZ理事会は市場予想通り0.5%の利上げを発表し、今後も利上げを継続すると言及したことで一時NZドル買いが進みました。
英国のCPI(消費者物価指数)は前年比+10.1%と40年ぶりの高水準を記録し、物価高と景気後退が同時に起こるスタグフレーション懸念が強まりポンドの上値を抑えています。
注目されていたFOMC議事要旨では、いずれ利上げペースを後退させるときが来るとはしつつも、インフレ圧力が弱まっている証拠はなく、しばらくの間は不快なほどに高いままになる可能性が高いとして、利上げを当面続けるとタカ派な内容となったことで米金利が上昇しています。
本日は豪州の雇用統計や米指標、米要人発言などに注目しておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)豪雇用統計
RBAは雇用状況は逼迫してきているとして、インフレ要因の一つとして雇用状況を上げています。
今回の豪雇用統計ではどこまで失業率が低下しているのか、また労働参加率が上昇しているのかに注目しています。
労働参加率が上昇しているにもかかわらず、予想よりも失業率が低下しているようであれば、人手不足による物価上昇懸念に繋がり、次回RBA利上げ加速に繋がる可能性が出てくるのではないかと思っています。
2)米金利
昨日のFOMC議事要旨を受けて米金利は上昇しています。
本日はフィラデルフィア連銀製造業景況指数や30年債の入札、要人発言などが予定されているので結果を受けて金利が上昇するのか注目です。
金利が上昇するようであればドル買いが進み、金利が低下するようであればドル売りが進むのではないかと注目しています。
◎本日のイベントスケジュール
8月18日(木曜日)
10:30 AUD 豪雇用統計・失業率・労働参加率
18:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)(改定値)
20:00 TRY トルコ金融政策発表
21:30 USD 米失業保険申請件数・フィラデルフィア連銀製造業景況指数
23:00 USD 米中古住宅販売戸数
8月19日(金曜日)
02:00 USD 米30年債入札
02:20 USD ジョージ・カンザスシティ連銀総裁発言
02:45 USD カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁発言
08:50 JPY 日本CPI(消費者物価指数)