2018年12月21日
米暫定予算は合意できるか!? ~12月21日の注目点とスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
FOMCのタカ派内容を受けて株価は大幅下落、リスクオフの流れを継続してしまいました。 ドル円も下落、一時110円台に突入。 110円台ではShortポジションの決済のための買いが入り111円台まで戻しています。 ドル円の下落は、リスクオフの流れに加え、トランプ大統領の予算案拒否も追い風となった模様です。
◎本日の注目点
1)米予算と株価
トランプ大統領はメキシコとの国境警備(国境の壁)予算が盛り込まれていないことを理由に、米上院議会が承認した予算案にサインをしませんでした。 米予算は、21日で期限を迎えます。 予算案にサインをしなければ、予算案期限切れで政府一部機関が閉鎖してしまいます。 暫定予算に合意できるか注目です。
また、FOMCの内容や予算案が可決しないことで大幅下落を続ける株価、反発上昇が出来るか注目です。
2)連休前ポジション
週明け24日は、東京市場は天皇誕生日で休場。 欧米市場はクリスマス休暇と、マーケット全体が参加者が減ってしまいます。 連休・年末の、ポジション調整のための決済売りが、株価下落の要因の1つとの見方もあります。 そのため、本日も株価下落が続く可能性があります。
3)原油価格と金価格
原油価格が50ドルという、心理的節目を割り込んでから、これという節目がないため下落が続いています。 米国シェールオイルは40~50ドルを下回ると採算が合わなくなると言われています。 原油価格の下落がどこまで続くのか注目です。
また、金価格も上昇しています。 VIX指数は大台30を記録しています。 長期金利利回りは下落しています。 どれを見ても典型的なリスクオフ相場を示しています。 原油・金価格・長期金利に注目しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
12/21(金曜日)
16:00 EUR Gfk独消費者信頼感指数
16:45 EUR 仏GDP
17:30 SEK スウェーデン小売
18:30 GBP GDP
22:30 USD GDP・耐久財受注
22:30 CAD GDP・小売売上高
12/22(土曜日)
00:00 USD PCEデフレーター
00:00 USD ミシガン大消費者信頼感指数
00:00 EUR ユーロ圏消費者信頼感指数
01:00 CAD 財政収支
03:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント