米雇用統計とカナダ雇用統計で利上げ期待はどうなる? 「1月7日の注目点とイベントスケジュール」

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2022年1月7日

米雇用統計とカナダ雇用統計で利上げ期待はどうなる? 「1月7日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日は株価下落からリスクオフが進み、円買いが進みましたが、リスクオフの要因は大きく分けて2つ。

金利上昇による株価下落と新型コロナウイルス「オミクロン株」の感染拡大です。

 

新型コロナウイルス「オミクロン株」の感染拡大は国により考え方は違いますが、経済とコロナの共存を考える米国や英国では感染者数が莫大に増え続けています。

対して中国や豪州などは感染拡大は抑えられていますが、強力な行動規制や入国規制で経済が後退しています。

ただ、オミクロン株によるリスクオフは織り込まれつつあり、リスクオフは長続きしないのではないかと考えています。

 

また、金利上昇による株価下落に関しても、金利が一気に上昇したので株価が下落しましたが、金利水準に慣れてくれば株価は底堅く推移するのではないかと考えています。

 

本日は雇用統計とリスクオフに注目したいと思います。

 

目次

◎本日の注目点

 

1)雇用統計

 

先日のADP雇用統計では、予想40万人に対して結果は80.7万人と予想を倍ほど上回る結果となりました。

このことで、本日の雇用統計も予想を上回るのではないかとの見方が強くなっています。

 

本日の雇用統計で最も注目しているのは平均時給です。

FRBが最も注目しているのは物価高ですが、物価高の要因の一つとして注目されているのが人件費の高騰です。
人手不足から企業は高い給料を払って人材確保に動いています。

本日の雇用統計で予想を上回る平均時給が出てくるようであれば、物価高に繋がり、利上げ期待や利上げ時期の前倒しに繋がり、金利が上昇するのではないかと注目しています。

 

求職者が少ないので、失業率は低下しやすい傾向にあります。
なので、失業率の低下=経済が良いとはならないと考えています。

 

 

カナダでも雇用統計が発表されます。

カナダは一足先にテーパリングを完了しており、第1四半期での利上げの可能性が注目されています。

カナダで利上げが実施されるか、本日の雇用統計で予想を上回る数字が出てくるかで期待値が変わるのではないかと注目しています。

利上げ期待が高まれば、原油価格の高騰なども追い風にカナダドル買いが進むのではないかと考えています。

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

1月7日(金曜日)

 

18:30 GBP 英建設業PMI

19:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)(速報値)

22:30 USD NFP雇用統計・失業率・平均時給(予想:非農業部門雇用者数変化40.0万人/失業率4.1%/平均時給、前月比0.4%/前年比4.2%)

22:30 CAD カナダ雇用統計・失業率(予想:新規雇用者数変化2.75万人/失業率6.0%)

 

 

1月8日(土曜日)

 

00:00 USD デイリー・サンフランシスコ連銀総裁発言

01:00 GBP マンBOE外部理事発言

02:15 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言

05:00 USD 米消費者信用残高

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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