米雇用統計と要人発言に注目! 「9月6日の注目点とイベントスケジュール」

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2024年9月6日

米雇用統計と要人発言に注目! 「9月6日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日は米国の経済指標ラッシュで強弱入り混じる結果となりました。

 

ADP雇用統計は市場予想14.5万人を大きく下回り、心理的節目となる10万人も下回る9.9万人という結果となりました。

結果を受けて米金利は低下しドル売りが進み、ドル円は節目の143.00円を下抜けて、一時142.85円まで8月5日以来の安値更新しました。

 

その後発表された新規失業保険申請件数が市場予想を上回ったことで、ドルの買い戻しが進みましたがADP雇用統計の下げ幅を戻すには至りませんでした。

 

米国市場オープン後に発表された8月米総合・サービス部門PMI改定値や8月米ISM非製造業景況指数が予想を上回ると米金利の上昇とともにドル買いが進み、ドル円は23時30分過ぎに一時144.23円と日通し高値を更新しました。

ただ、本日に雇用統計を控えていることや、米国株式市場がマイナスであることなどからドル円は上値の重い展開となっています。

 

本日は注目の雇用統計です。

雇用統計の結果次第でマーケットは大きく動くのではないかと注目しています。

また、来週からはFOMCを控えてブラックアウト期間に入るため、ブラックアウト期間直前の要人発言には注目しておきたいと思います。

目次

◎本日の注目点

 

1)経済指標

 

NFP雇用統計・失業率・平均時給

米国の物価も落ち着きつつあり、FRBの注目も雇用市場に移ってきています。

そのため雇用統計に注目が集まっていますが、先日公表された年次改定で過去最大の下方修正されたことで信頼性が低下しています。

なのでマーケットは雇用者数よりも失業率を重要視するのではないかと考えています。

失業率が市場予想・前回値よりも悪化しているのか注目です。

 

 

 

カナダ雇用統計・失業率

カナダは主要国の中でも先行して利下げを進めています。

雇用結果が悪化していれば利下げ幅の拡大に繋がるのではないかと思います。

 

 

 

2)リスク要因

 

地政学リスクとしてウクライナ情勢や中東情勢が挙げられます。

どちらも武力行使を行っており、次の段階や最悪の段階に進む可能性に注意しておきたいと思います。

特にロシアが戦術核を使用した場合は大きくリスクオフが進むのではないかと思います。

 

その他にも米国大統領選挙に関する発言やヘッドライン、日本の自民党総裁選やその先の解散総選挙に関するヘッドラインに注目しておきたいと思います。

特に大統領選挙はトランプ候補とハリス候補が拮抗してきているため、どちらかに傾くような内容が出てきた場合はリスクオフが進む可能性があります。

 

また、日米ともに金融政策変更に注目が集まっています。

金融政策に関する発言やヘッドライン、観測から株価の下落に繋がりリスクオフが進む場合があります。

株価下落によるリスクオフにも注意しておきたいと思います。

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

9月6日(金曜日)

 

16:00 EUR エルダーソンECB専務理事発言

21:30 USD NFP雇用統計・失業率・平均時給

21:30 CAD カナダ雇用統計・失業率

21:45 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言

23:00 CAD IveyPMI

 

 

9月7日(土曜日)

 

00:00 USD ウォラーFRB理事発言

02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント

12:00 USD ウォラーFRB理事発言

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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