2024年8月2日
米雇用統計に注目! 「8月2日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は英中銀金融政策で利下げが発表されましたが、結果を受けてポンドの動きは限定的でした。
MPCメンバーの投票配分は5対4で、ギリギリの利下げとなりました。
米国は失業保険申請件数やISM製造業景況指数が市場予想よりも弱かったことで米金利は低下し、景気悪化を懸念して米国株価は大きく下落しました。
先日のFOMCでFRBが雇用市場に注目していると示唆したことで、本日の米国雇用統計の注目度が上がっています。
目次
◎本日の注目点
1)経済指標
スイスCPI(消費者物価指数)
スイス中銀が利下げをするのか、物価指標に注目。
CPI(消費者物価指数)が弱ければ追加利下げのハードルも下がるのではないかと思います。
NFP雇用統計・失業率・平均時給
今週最大の注目指標であるNFP雇用統計の結果に注目しています。
まずは失業率に注目しています。
4%が完全雇用の分岐点だと思っていて、4%を上回るような結果が出てくると景気悪化が懸念され、追加利下げ期待に繋がると注目しています。
次に雇用者数ですが、10万人と20万人の壁と先月分の修正内容に注目しています。
雇用者数が10万人を下回るようであればかなり景気悪化が懸念される状況ということで大きくドル売りが進むのではないかと思います。
逆に20万人を超えるようであれば強い景気と受け止められドルは底堅い動きとなるのではないかと思います。
また、先月分の結果が上方修正されるのか、下方修正されるのかにも注意しておきたいと思います。
2)リスク要因
日本は日銀による利上げと追加引き締め観測から株価は下落し、日経平均株価指数は連日大幅下落となっています。
米国は弱い経済指標が続いたことで景気悪化が懸念され米国株は下落、米株価3指数も下落しています。
このまま株価下落によるリスクオフの流れにならないか注目です。
◎本日のイベントスケジュール
8月2日(金曜日)
15:30 CHF スイスCPI(消費者物価指数)
20:15 GBP ピルBOE主席エコノミスト発言
21:30 USD NFP雇用統計・失業率・平均時給
8月3日(土曜日)
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント