2021年1月8日
米雇用統計発表! 「1月8日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
米国では上院議会を民主党が過半数を獲得したことで、トリプルブルーによる追加経済対策案が期待され株価は上昇しています。
本来は増税の懸念もあるので株価には重しとなるのだが、最近のマーケットは良い所どりのマーケットとなっているようで、株価上昇の材料だけ見ているようです。
ただ、増税などのリスクがなくなったわけではないので、いつ材料視されるのかには気を付けておきたいと思います。
また、米長期金利が上昇してきているだけに、金利を求めてドル買いがいつ起きるのかにも注目しておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)雇用統計
本日は米雇用統計が予定されています。
12月は米国でコロナウイルスの感染拡大による外出規制や、ロックダウンなどが広がっていて経済活動が停滞していました。
また、昨年3月のコロナ感染拡大から回復していた雇用も頭打ち、少しずつ雇用者数が減ってきています。
このような状況で、今回の雇用者数と失業率の予想は以下の通りです。
前回よりも弱い予想の雇用者数と失業率を、さらに下回る結果が出てこないか注目です。
昨日や週初めのISMなどで強い結果が出たときには、ドル買いが起こりました。
本日の雇用統計で予想を下回る結果が出てきた場合、ドル安が進む可能性があるので注目です。
・12月米失業率 各社予想
JPモルガン 6.7%
第一生命経済研究所 6.6%
ドイツ証券 6.8%
HSBC 6.8%
みずほ総合研究所 6.8%(※12/25時点予想)
モルガン・スタンレー 6.7%
市場コンセンサス 6.8%
前回 6.7%
・12月米非農業部門雇用者数 各社予想
JPモルガン -2.5万人
第一生命経済研究所 +5.8万人
HSBC +10.0万人
みずほ総合研究所 +8.0万人(※12/25時点予想)
モルガン・スタンレー +10.0万人
市場コンセンサス +7.1万人
前回 +24.5万人
2)米政権移行
バイデン候補の正式当選が発表され、バイデン次期大統領が確定しました。
トランプ大統領の敗北が確定しても、トランプ大統領は敗北を認めておらず、トランプ支持者が暴徒化する場面が出てきています。
トランプ大統領は虚偽の発言や過激な発言があるとして、TwitterやFacebookのアカウント締結されました。
残り約2週間の任期をトランプ大統領が静かに政権移行するとは思えません。
米国内で何かを起こすのか、それとも急に辞任しペンス副大統領に大統領職を移行するのか注目。
また、中国やイランなどに制裁を次々と発表するなども予想されます。
このことから、トランプ大統領の行動に要注目です。
◎本日のイベントスケジュール
1月8日(金曜日)
19:00 EUR ユーロ圏失業率
22:30 USD NFP雇用統計・平均時給・失業率
22:30 CAD カナダ雇用者数・失業率
1月9日(土曜日)
01:00 USD クラリダFRB副議長発言
03:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
05:00 USD 米消費者信用残高
岡ちゃんマンおススメ分析ツール
TradingView
数多くの通貨ペア、商品、債権、株価指数など取り扱っており、様々な分析が出来るプラットフォームです。
為替・株式・債券・商品など各マーケットは相関性があり、各マーケットを見比べることはトレードにとってプラスになります。
1枚のチャートに為替と株価指数や、為替と商品などを重ねて表示できるのは比較するときにとても便利です。
多くの機能は無料で使えるので試しに使ってみてはいかがでしょう!
SNS機能も付いているので、是非フォローしていただけたらと思います↓↓↓
https://jp.tradingview.com/u/okachanman/