米CPI(消費者物価指数)とリスクオフに注目! 「3月14日の注目点とイベントスケジュール」

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2023年3月14日

米CPI(消費者物価指数)とリスクオフに注目! 「3月14日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日はSVBの破綻で、マーケットはリスクオフが進みドル売りが大きく進みました。

ドル円は大きく下落し、一時132円台に突入しました。

米当局が預金者保護を打ち出し、バイデン大統領が平静を呼びかけ、銀行システムの規制強化を議会に求めていく考えを示したことで少し落ち着きを取り戻し、相場の下支えとなりました。

 

本日はFRBの注目しているCPI(消費者物価指数)の発表です。

英雇用統計と併せて経済指標に注目です。

また、SVBの破綻を発端としたリスクオフが進むのかにも注目です。

目次

◎本日の注目点

 

1)経済指標

 

英雇用統計

英国はEUから離脱したことで、欧州からの出稼ぎ来る人材が無くなり、人手不足が問題となっています。

人手不足による人件費高騰がインフレの要因となっていて、人件費を確認するために平均賃金に注目しています。

平均賃金が前月比で上昇、市場予想を上回っていた場合は、英中銀の利上げの追い風になるのではないかと思っています。

その上で、雇用者数や失業率が予想よりも強い結果になっているかを確認していきたいと思います。

 

 

 

米CPI(消費者物価指数)

FRBはインフレを抑制するためにハイペースで利上げを進めてきました。

前回のCPI(消費者物価指数)が市場予想を上回り、先週の雇用統計前には3月FOMCで0.5%利上げの可能性が高まっていました。

ただ、先週の雇用統計で平均賃金が市場予想を下回り、再度0.25%利上げの可能性が高くなっています。

今回のCPI(消費者物価指数)が市場予想を上回るような結果になれば、再度0.5%利上げの可能性が高くなるのではないかと注目しています。

 

 

 

2)リスク要因

 

米国の銀行で「SVBの破綻」が注目されています。

SVBが破綻することで預金者が中小の銀行から預金を引き上げ、連鎖破綻に繋がるのではないかと噂され、リスクオフになっています。

一部ではSVBの破綻の影響で3月FOMCの利上げは無くなり、据え置きになるのではないか。

公定歩合の見直しなどFRBの金融政策にも影響が出てくるのではないかと注目されています。

FRBは緊急会合を開くとの報道も出ており、FRBの動向、米政府の動向、銀行の連鎖破綻や海外の銀行にまで影響が出てくるのか、リスクオフがどこまで進むのか注目です。

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

3月14日(火曜日)

 

16:00 GBP 英雇用統計・失業率・平均賃金

21:30 USD 米CPI(消費者物価指数)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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