2024年2月13日
米CPI(消費者物価指数)に結果に注目! 「2月13日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は東京市場が建国記念日で休場、欧州やNY市場でも重要指標がない中で方向感に乏しい展開となりました。
東京市場は休場でしたが、ナイト・セッションの日経平均先物3月物は9日の大証終値
本日は米CPI(消費者物価指数)が発表予定なので様子見ムードの強い1日になるのではないかと思います。
CPI(消費者物価指数)の発表後は、結果次第では大きな値動きとなるのではないかと注目しています。
目次
◎本日の注目点
1)経済指標
英雇用統計
英国のインフレ要因の一つに人件費があります。
人件費が低下しインフレ低下に繋がるのか、雇用状況に注目です。
特に失業率と平均賃金の結果に注目です。
雇用市場が市場予想よりも緩んでいた場合は利下げ期待が高まり、ポンド売りが進むのではないかと思います。
スイスCPI(消費者物価指数)
スイス中銀(スイス国立銀行)は利上げを終了し、利下げ時期に注目が集まっています。
マーケットは3月利下げを織り込み始めており、今回発表のCPI(消費者物価指数)が市場予想を下回る結果となるようであれば利下げ期待が高まるのではないかと注目しています。
米CPI(消費者物価指数)
FRBは3月利下げの可能性はなくなり、次は5月利下げの可能性に注目が集まっています。
現在は6割程度の利下げの可能性となっており、CPI(消費者物価指数)の結果次第で5月利下げの可能性にも変化が出てくるのではないかと思います。
予想を下回る結果となれば利下げ確率が高まり、予想を上回る結果となれば利下げ確率が後退するのではないかと思います。
2)要人発言
各国中銀の利下げ時期を確認するように要人発言に注目が集まっています。
現在の利下げ期待は欧州が最初に利下げするのではないか、次に英国か米国かで競っている感じ。
スイス中銀も3月利下げの可能性を織り込もうとしている状況です。
要人発言で利下げの可能性に繋がる発言が出てこないか、指標結果や金利と併せて発言内容に注目しておきたいと思います。
また、日銀は金融正常化に向けての発言に注目が集まっています。
海外からの報道ではマイナス金利解除後に追加利上げがあるのではないかと報じられる中、先週の植田日銀総裁や内田日銀副総裁の発言からは追加利上げを否定する内容となっています。
発言を受けて円安が進みドル円は150円手前まで上昇し、150円が近付くとけん制発言が出てきています。
けん制発言のレベル感と併せて注目しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
2月13日(火曜日)
16:00 GBP 英雇用統計・失業率・平均賃金
16:30 CHF スイスCPI(消費者物価指数)
19:00 EUR ユーロ圏・ドイツZEW景況感指数
22:30 USD 米CPI(消費者物価指数)