米CPI(消費者物価指数)を明日に控えて様子見ムード!? 「4月11日の注目点とイベントスケジュール」

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2023年4月11日

米CPI(消費者物価指数)を明日に控えて様子見ムード!? 「4月11日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日はイースター休暇で休場の国が多く薄商いの中、大きくドル高と円安が進みました。

先週末に発表されたNFP雇用統計の結果を受けて5月FOMCの利上げ観測が進みドル買いが進みました。

 

日銀は週末に黒田総裁が任期満了を迎え、植田日銀総裁が就任しました。

植田日銀総裁は就任の記者会見で「現行の長短金利操作(YCC)やマイナス金利など、大規模緩和を継続することが適切」と黒田日銀総裁の金融政策を継続する考えを示しました。

一部では金融正常化に向けて動くのではないか、YCC(イールドカーブ・コントロール)の修正・撤廃などに期待する部分があったため、大規模緩和の継続は円安要因となり大きく円売りが進みました。

 

本日は重要指標が少なく、明日に米CPI(消費者物価指数)の発表を控えていることから方向感の出にくい様子見ムードが広がりやすい展開を予想しています。

要人発言からサプライズが出てこないかに注意しておきたいと思います。

目次

◎本日の注目点

 

1)要人発言

 

日銀

9日(日曜日)に植田氏が日銀の新総裁に就任し、新体制の日銀の金融政策に注目が集まっています。

植田日銀総裁は就任の記者会見でYCC(イールドカーブ・コントロール)の継続、マイナス金利の継続を発言していましたが、このまま発言が一貫するのか注目です。

次回、日銀金融政策決定会合に向けて政策の点検、修正があるのかなど植田日銀総裁体制の日銀要人の発言に注目です。

 

 

 

FRB

先週のISM製造業景況指数・ISM非製造業景況指数、雇用統計の結果を受けて5月FOMCの利上げ確率が7割を超えています。

今週はCPI(消費者物価指数)が発表されるため、CPI(消費者物価指数)の結果を受けて利上げ確率がどのように変化するのか、CPI(消費者物価指数)の結果をどのように考えているのか発言内容に注目です。

また、金融不安による銀行規制と規制による引き締め効果についてどのように考えているのか要人発言に注目です。

 

 

 

ECB

欧州の物価指標は高止まりしている状況です。

ターミナルレート(利上げの最終水準)がどの水準になるのか、発言に注目です。

また、ドイツ銀行や南欧の銀行はもともと問題を抱えていたので、金融不安が根強く残っていないかにも注意しておきたいと思います。

 

 

 

BOE

英国の物価は高いまま10%台を維持しています。

5月以降の追加利上げがあるのか、ターミナルレート(利上げの最終水準)がどの水準になるのか発言に注目です。

また、英国がTPP(環太平洋経済連携協定)に参加することが決まり、景気や経済や金融政策に影響するのかにも注目です。

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

4月11日(火曜日)

 

IMF、世界経済見通し公表

国際通貨基金(IMF)・世界銀行春季会合(ワシントン、16日まで)

 

09:30 AUD 豪Westpac消費者信頼感指数

10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数)

 

 

4月12日(水曜日)

 

02:00 USD 米3年債入札

02:30 USD クールズビー・シカゴ連銀総裁発言

05:00 USD ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁発言

08:30 USD カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁発言

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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