2022年5月11日
米CPI(消費者物価指数)発表に注目! 「5月11日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は重要指標もなく、本日の米CPI(消費者物価指数)発表を控えていることから方向感のない相場となりました。
本日も東京・欧州市場は米CPI(消費者物価指数)の発表を控えて小動きになる可能性はあるのかと思っています。
目次
◎本日の注目点
1)米CPI(消費者物価指数)
本日は米国で問題となっている物価高がどこまで進んでいるのかCPI(消費者物価指数)に注目です。
先週のFOMCで0.5%利上げを発表し、今後2会合でも0.5%利上げを示唆しているFRBですが、マーケットは0.75%の利上げを織り込もうとしています。
米国の物価が市場予想を上回っていた場合や、前月の結果を上回っていた場合は次回FOMCで0.75%の利上げをさらに織り込みドル高が進むのではないかと注目しています。
また、昨日の値動きを見ていると、マーケットはCPI(消費者物価指数)の発表を待っているような値動きなので、CPI(消費者物価指数)の結果が予想から乖離した場合は大きな値動きになる可能性が高いので注意しておきたいと思います。
2)要人発言
本日はECB理事会メンバーの発言が多数予定されています。
6月でAPP(資産購入プログラム)を終了し、7月の理事会で利上げの声が多く聞こえてきています。
本日予定の要人からどのような発言が出てくるのか注目です。
また、CPI(消費者物価指数)が発表された後に、結果を受けてFRB要人がどのような発言をするのかにも注意しておきたいと思います。
3)リスク要因
円安リスク
欧米などで引き締め期待が高まり金利が上昇しています。
日銀は緩和政策を維持し、YCC(イールドカーブ・コントロール)の継続を発表、指値オペを実施しています。
世界的金利の上昇から日本の金利もつられ日銀のYCC(イールドカーブ・コントロール)ターゲットに近づいています。
指値オペ実施の可能性があり、金利差拡大から円安が進む可能性があります。
金利と指値オペ、円安に注意しておきたいと思います。
中国リスク
中国ではコロナ感染拡大によりロックダウンの拡大と継続が注目されています。
中国はゼロコロナを目指し、強いロックダウンを実施していることから経済がストップ、景気後退が懸念されています。
中国の景気後退は世界的に影響することから、中国のロックダウン拡大や継続は世界の景気後退懸念に繋がるので注意しておきたいと思います。
また、本日は中国CPI(消費者物価指数)も発表されるので注意しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
5月11日(水曜日)
09:30 AUD 豪Westpac消費者信頼感指数
10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数)
15:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)(改定値)
15:00 EUR エルダーソンECB専務理事発言
16:15 EUR ナーゲル・ドイツ連銀総裁発言
17:00 EUR ラガルドECB総裁発言
17:30 EUR マクルーフ・アイルランド中銀総裁発言
17:50 EUR クノット・オランダ中銀総裁発言
20:30 EUR センテノ・ポルトガル中銀総裁、ミュラー・エストニア中銀総裁発言
21:20 EUR シュナーベルECB専務理事発言
21:30 USD 米CPI(消費者物価指数)
23:30 USD 原油在庫量
5月12日(木曜日)
02:00 USD 米10年債入札
08:50 JPY 日銀金融政策決定会合における主な意見(4月28日分)
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