2019年5月31日
経済指標よりも地政学リスクに注目の週末・月末! ~5月31日の注目点とイベントスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は、リスクオフの調整局面なのか、株価は反発、小幅上昇していました。 ただ、この記事を書いている最中に、トランプ大統領が対メキシコ関税5%を発表! 一気にリスクオフの流れに戻っています。
今日の東京市場は荒れた相場になりそうな・・・
目次
◎本日の注目点
1)地政学リスク
米中関係・米露関係・米イラン関係・米メキシコ関係・米トルコ関係・米欧関係、ざっと見渡しても米国(トランプ大統領)は、こんなに敵だらけ! いろんなところでリスクを作っています。 トランプ大統領のツイートでリスクオフになったり、リスク後退したりします。 トランプツイートと発言に要注意です。 また、中国・イラン・トルコは反論・反発してくるので、発言に要注意です。
2)経済指標
本日発表予定の中国製造業PMIに注目が集まっています。 米中関係が悪化して、中国経済にどのような影響が出ているのか、特にこの先の景況感にどこまで影響しているのか注目です。
また、欧州でもGDP・HICP(消費者物価指数)が発表されます。 欧州の中でもドイツ・イタリアは要注目です。
個人的には、カナダGDPが注目です。 カナダ経済指標は、予想と結果の乖離が出やすく、大きく動くことが多いので要注目しています。
3)月末要因
本日は、月末・週末です。 仲値やロンドンFIX、NYオプションカットなどの前後の値動きには要注意です。 また、上記でも触れているように地政学リスクが懸念されています。 週末などの流動性が低くなったり、マーケットクローズ中に要人発言やミサイル発射など、出てくる可能性が高いです。 このような状況の時には、週明けの窓開けを注意してポジション調整をしておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
5月31日(金曜日)
10:00 CNY 中国製造業PMI
16:00 TRY トルコGDP
16:00 CZK チェコGDP
17:00 EUR イタリアGDP
17:00 EUR ビスコ・イタリア中銀総裁発言
18:00 EUR イタリアHICP(消費者物価指数)
21:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)
21:30 CAD カナダGDP
21:30 USD PCEデフレーター
23:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数
6月1日(土曜日)
01:00 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント