英・加小売売上高と要人発言に注目! 「3月22日の注目点とイベントスケジュール」

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2024年3月22日

英・加小売売上高と要人発言に注目! 「3月22日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日はスイス中銀がサプライズの利下げを発表しスイスフランが大きく売られる展開となりました。

市場では一部(約30%くらい)で利下げ予想されていました。

 

英中銀は市場予想通り据え置きを発表、前回まで利上げ支持していた2名が据え置きを支持し、8対1(1票は利下げ)で据え置きを決定しました。

声明文や記者会見で利下げに前向きな内容が出てきたことからポンドは売りで反応しています。

 

本日は英国やカナダの小売売上高が発表されますが、金融政策発表ラッシュを通過して今後の金融政策に関する発言や円買い介入に関する口先介入など、要人発言に注目しておきたいと思います。

目次

◎本日の注目点

 

1)経済指標

 

英小売売上高

英国の消費状況、景気を確認するために小売売上高に注目しています。

英中銀の政策発表後なので大きく影響があるかわかりませんが、昨日の英中銀は利下げを意識させる発言も出てきていることから、小売売上高が弱ければ利下げハードルが下がり英ポンド売りが加速するのではないかと注目しています。

 

 

 

カナダ小売売上高

カナダは米国に先行して金融政策を進めることが多く、米国の先行指標として注目されることがあります。

今回も米国に先行して利上げを進め、米国に先行して利上げを終了しています。

カナダの小売売上高の結果が悪化してカナダの利下げ期待が高まればカナダドル売りが進み、米国の利下げ期待にも繋がるのではないかと注目しています。

 

 

 

2)要人発言

 

FOMCや英中銀、スイス中銀など金融政策発表ラッシュが過ぎ、今後の利下げ時期について注目が集まっています。

各国の要人発言から利下げ時期について発言が出てこないか注目です。

 

また、今週は日銀がマイナス金利を解除し、YCC(イールドカーブ・コントロール)の撤廃、ETFやJ-REITの新規買い入れを終了するなど金融正常化へ動きましたが、長期国債の買い入れは現在と同程度の金額で継続するなど緩和政策を継続することを発表しました。

結果を受けてマーケットは円売りで反応し、ドル円は151.80円を記録するなど年初来高値を更新しています。

円安ドル高を受けて、ドル円は再度介入警戒ラインに近づいており、鈴木財務相などからは「為替、高い緊張感もって動きを注視」するなど発言が出てきています。

介入警戒レベル感はまだ低く、今後レベル感が高くなっていくのかに注目しておきたいと思います。

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

3月22日(金曜日)

 

16:00 GBP 英小売売上高

18:00 EUR ナーゲル・ドイツ連銀総裁発言

19:00 EUR ホルツマン・オーストリア中銀総裁発言

20:00 EUR センテノ・ポルトガル中銀総裁発言

21:30 CAD カナダ小売売上高

22:00 USD パウエルFRB議長発言

 

 

3月23日(土曜日)

 

01:15 USD バーFRB副議長発言

02:00 EUR レーンECB専務理事兼主席エコノミスト発言

02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント

05:00 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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