英中銀MPCに注目! 「9月19日の注目点とイベントスケジュール」

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2024年9月19日

英中銀MPCに注目! 「9月19日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日は注目のFOMCで、0.5%利下げが決定・発表されました。

市場予想は金利先物市場が0.5%利下げを6割程度織り込んでいましたが、アナリスト予想では0.25%の利下げが優勢となっていました。

そのため、0.5%利下げが発表された直後はドル売りで反応し、ドル円は一時140.45円と日通し安値を更新しました。

 

同時に発表されたドットチャートでは、2024年末時点の中央値が4.375%、25年末時点が3.375%、26年末時点が2.875%となり、年内残り2回の会合で0.50%の追加利下げの可能性が示唆され、長期金利見通しは2.875%と前回の2.750%から上方修正されました。

年末まで残り2回で、0.5%利下げが見通され、市場予想通りであったことからドルは買い戻され、その後の記者会見でもタカ派が示されたことからドル円は上昇し、5時前に142.71円と日通し高値を更新しました。

 

一時は3.63%台まで低下した米10年債利回りが3.71%台まで上昇したことも相場の支援材料となっています。

 

本日は英中銀が予定されていますが、今回は据え置き予想です。

サプライズの利下げがあるのか、MPCの投票配分がどのようになっているのか注目しています。

目次

◎本日の注目点

 

1)金融政策

 

英中銀MPC

注目度:高い

織り込み度:据え置きが8割織り込み済み

バイアス:特になし

ポイント:年内の利下げ見通し

 

英中銀は前回会合で利下げを決定しており、前回の利下げでは利下げ支持が5名、据え置き支持が4名と僅差であったことから今回は据え置きが予想されています。

今回のMPC投票配分でどの程度の利下げ支持が投じられるのかに注目です。

ギリギリで据え置き、4名の利下げ支持であればポンドが売られやすくなるのではないかと思います。

また、声明文などから年内の利下げ見通しが、追加で0.5%の利下げであればポンドの上値を抑えるのではないかと思います。

0.25%の利下げだと期待ハズレでポンド買いで反応するのではないかと思います。

 

 

 

2)経済指標

 

豪雇用統計・失業率・労働参加率

豪州の雇用統計に注目しています。

豪州は主要国の中で最もタカ派なので、すぐに利下げに繋がる可能性は低いですが、経済や雇用状況が悪化していれば利下げ期待が高まるのではないかと注目しています。

また、市場予想よりも強い結果となれば、追加利上げの噂も出てくるのではないかと注目しています。

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

9月19日(木曜日)

 

10:30 AUD 豪雇用統計・失業率・労働参加率

16:15 EUR クノット・オランダ中銀総裁発言

17:00 NOK ノルウェー政策金利発表

18:00 EUR シュナーベルECB専務理事、パネッタ・イタリア中銀総裁発言

20:00 GBP 英中銀MPC・政策金利・声明文・MPC投票配分発表

20:00 TRY トルコ政策金利発表

20:30 EUR ナーゲル・ドイツ連銀総裁発言

21:30 USD 米失業保険申請件数、フィラデルフィア連銀製造業景況指数

23:00 USD 米中古住宅販売件数

23:40 EUR シュナーベルECB専務理事発言

 

 

9月20日(金曜日)

 

08:30 JPY 日本CPI(消費者物価指数)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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