2020年9月9日
英欧離脱協議終了の危機!? 「9月9日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日の欧州市場では英欧の離脱協議の難航が懸念材料、NY市場ではテスラ株の下落をはじめハイテク株の下落を中心に米株3指数が続落していることが懸念材料として、リスクオフ相場となりました。
リスクオフの流れから原油価格は大きく下落し、カナダドルをはじめ資源国通貨は売られ、リスクオフの円買いが出てきて、クロス円は軒並み下落となっています。
本日もリスクオフの流れが続くのか気になるところです。
目次
◎本日の注目点
1)英欧離脱交渉
英国では本日、EUとの間で締結した離脱協定を修正する法案が提出される可能性があり、もし修正案が提出された場合は離脱協議が終了し合意なき離脱が確定してしまう可能性が出てきています。
今年の1月にEUと英国の間で締結した離脱協定をもとに、英国はEUから離脱し移行期間に入っており、移行期間が終了した後の英国とEUの国家間の取り決めを交渉している段階です。
交渉は今年1月に締結した離脱協定をもとにしており、国家間で取り決めた離脱協定を英国が独断で修正するのか注目が集まっています。
国家間の取り決めを英国が一方的に修正をすれば、周囲の国からの信頼を失い、EUは今後の離脱協議から撤退し、合意のないまま英国の離脱が決まってしまうのではないかと注目されています。
2)カナダ政策金利発表
本日のカナダ政策金利は据え置きが予想され、注目は声明文に集まります。
先週までは原油価格も40ドル台を推移していたのですが、今週に入り原油価格が急落し36ドル台まで下げました。
原油価格の下落やコロナ禍による経済への影響など、声明文で景気見通しをどのように見ているかに注目です。
3)株価調整
日米欧の株価指数は大きく下落しています。
日経平均は先物で23000円を割り込み、欧州では軒並み1%以上の下落、米国ではハイテク株を中心に急落、テスラ株は1日で20%超、2日で約35%の下落となっています。
コロナ後に右肩上がりで上昇してきた株価の利益確定や調整が出てきていると言われています。
どこまで調整下落が続くのか!?
本当に調整なのか!?
下落トレンドに転換したのではないのか!?
本日も株価の動向に注目が集まると思われます。
◎本日のイベントスケジュール
9月9日(水曜日)
09:30 AUD 豪Westpac消費者信頼感指数
10:00 NZD NBNZ企業信頼感指数
10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数)
14:45 CHF スイス失業率
20:00 MXN メキシコCPI(消費者物価指数)
21:45 CAD カナダ住宅着工件数
23:00 CAD カナダ中銀政策金利・声明文発表
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