英CPI(消費者物価指数)と要人発言、リスク要因に注目! 「10月18日の注目点とイベントスケジュール」

TOP > 注目点とイベントスケジュール > 英CPI(消費者物価指数)と要人発言、リスク要因に注目! 「10月18日の注目点とイベントスケジュール」

2023年10月18日

英CPI(消費者物価指数)と要人発言、リスク要因に注目! 「10月18日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日は「日銀は2024年度の物価見通しを従来の1.9%から2%以上へ上方修正する公算が大きい」との一部報道を受けて、ドル円は149.70円付近から148.70円付近まで急落しました。

ただ、押し目買いも強くすぐに元の水準まで戻しました。

 

米小売売上高は市場予想を上回る結果となり米金利は上昇し、ドル買いが進みドル円は3時前に一時149.85円と3日以来約2週間ぶりの高値を付けました。

 

カナダはCPI(消費者物価指数)が市場予想を下回ったことでカナダドル売りが進んでいます。

 

NZ四半期CPI(消費者物価指数)は市場予想を下回り、RBNZが目標としている物価目標の範囲内に収まったことから利上げ終了が確実視されNZドル売りが進んでいます。

 

豪州はRBA理事会議事要旨で利上げと据え置き両方の意見が出ている中で据え置きを選択した、物価高が持続するようであれば追加利上げに踏み切ると公表されたことで豪ドル買いが進んでいます。

 

本日は英国のCPI(消費者物価指数)の発表が予定されていますが、そのほかは大きな指標が少なく要人発言やリスク要因によって動く展開となるのではないかと思います。

目次

◎本日の注目点

 

1)要人発言

 

FRB

FRBは9月FOMCのドットチャートで年内あと1回の追加利上げが予想されています。

ただ、雇用統計とCPI(消費者物価指数)の結果を受けて追加利上げの可能性は30%程度まで低下しています。

11月のFOMCでは据え置きの可能性が高くなっている状況で、来週からはFOMC前のブラックアウト期間に突入します。

ブラックアウト期間突入前のFRB要人発言に注目です。

特に木曜夜、金曜早朝のパウエルFRB議長発言に要注目です。

 

 

 

ECB

欧州では景気悪化などから利上げ終了期待が高まっています。

来週にECB理事会を控えて、ECB要人から利上げ終了に関する発言が出てこないか注目です。

利上げ終了が意識されればユーロ売りが進むのではないかと思っています。

 

 

 

英中銀

英中銀は先日の金融政策発表で、サプライズの据え置きを選択しました。

特に英中銀のメンバーの多くが据え置きを支持していたことから、利上げ終了が意識されています。

要人発言から利上げ終了が感じられると一気に利上げ終了観測が高まり、ポンド売りが加速するのではないかと注目しています。

また、今週は英国の経済指標が多数予定されているので、指標結果を受けてタカ派発言が増えるのか、ハト派発言が増えるのか注目です。

 

 

 

日銀・政府

日銀はYCC(イールドカーブ・コントロール)の修正・撤廃論がたびたび話題に上がります。

月末に日銀金融政策決定会合を控えてることから、金融正常化やYCC(イールドカーブ・コントロール)の修正・撤廃についてヒントがないか発言に注目です。

ドル円は介入を警戒して150円を背にした水準で推移していましたが、昨日日銀の物価予想に関する報道で約1円急落する場面がありました。

ただ、押し目買いも強く、すぐに元の水準まで戻しています。

前回150円を超えたときも介入のような動きはありましたが、のちに介入ではなかったと報道されています。

Bloombergは「日本が円相場を支えるために為替市場で介入を余儀なくされる要素はないと、国際通貨基金(IMF)は認識している」と報じています。

150円を手前で安定していることを考えるとボラティリティが高まったとは言えず介入実施にはハードルが上がってきているのではないかと思います。

介入について日銀や政府の発言には注目しておきたいと思います。

 

以下、去年の口先介入時のものです。

 

 

 

 

2)経済指標

 

英CPI(消費者物価指数)

英中銀は今後インフレは低下してくると予想し、前回の金融政策発表で据え置きを発表しています。

今回発表のCPI(消費者物価指数)が市場予想を下回っているのか、前回値を下回りインフレが低下傾向にあるのかに注目です。

CPI(消費者物価指数)の低下傾向が確認されれば、11月の英中銀でも据え置きの可能性が高まり、利上げ終了期待が高まるのではないかと思っています。

 

 

 

豪雇用統計・失業率・労働参加率

RBAは追加利上げに言及しつつも連続で据え置きを発表し続けています。

景気を優先させての据え置きであれば、雇用統計の結果が悪化しているようであれば次回も据え置きの可能性が高くなるのではないかと思っています。

どこまで失業率が悪化しているのか、労働参加率と併せて注目しておきたいと思います。

 

 

 

3)リスク要因

 

米議会

米議会では下院議長の選任に注目しています。

9月末に10月からの新年度予算を巡り対立、政府機関の閉鎖をギリギリで回避し、つなぎ予算を成立させました。

ただ、その後にマッカーシー下院議長が解任され、現在は次期下院議長の選任を待つ状況です。

下院議長の選任が遅れれば、その後に行われる予算協議が遅れ、9月末に成立させたつなぎ予算の期限が切れて再度政府機関の閉鎖が警戒される展開となります。

米国のつなぎ予算は11月17日までの予定です。

また、現在中東情勢が不安定な状況で下院議長の選任が遅れれば、イスラエルへの支援決議が遅れ、来年の大統領選挙への影響も出てくるのではないかと注目しています。

 

 

 

中東情勢・ウクライナ情勢

イスラム組織ハマスとイスラエルの対立は激化し、中東情勢は悪化を続けています。

昨日はガザの病院施設が空爆され、民間人を含む300人超の方が亡くなっています。

この空爆に関しては欧米でも批判が出てきており、イスラエルへの訪問にも影響が出てきています。

このまま悪化を続け第5次中東戦争に発展するなどした場合は原油価格の高騰により、世界的にリスクオフが進むのではないかと注目しています。

また、中東だけではなくウクライナ情勢など、中東から欧州にかけて緊張状態が続いており、周辺国でも武力衝突が出てきています。

簡単には発展しないとは思いますが、第3次世界大戦などが噂される展開にならないのか、中東・欧州の情勢に注意しておきたいと思います。

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

10月18日(水曜日)

 

11:00 CNY 中国GDP、失業率、小売売上高

15:00 GBP 英CPI(消費者物価指数)

16:30 EUR エルダーソンECB専務理事発言

18:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)(改定値)

21:30 USD 米建築許可件数

23:30 USD 原油在庫量

 

 

10月19日(木曜日)

 

01:00 USD ウォラーFRB理事発言

01:30 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言

02:00 USD 米20年債入札

02:00 USD ボウマンFRB理事、バーキン・リッチモンド連銀総裁発言

03:00 USD ベージュブック(米地区連銀経済報告)

04:15 USD ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁発言

07:55 USD クックFRB理事発言

08:50 JPY 貿易収支

09:30 AUD 豪雇用統計・失業率・労働参加率

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

RECOMMEND