2023年12月20日
英CPI(消費者物価指数)に注目! 「12月20日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は注目の日銀金融政策決定会合が開催され、現状維持を発表しました。
市場予想は一部フォワードガイダンスの変更や、来年に向けて金融正常化の地ならしをするのではないか、一部では金融正常化の第1歩を踏み出すのではないかと思われていましたが、結果は現状維持であったことから円売りが進む結果となりました。
また、記者会見中のドル円の動きを見ていると急変することもあり、取引量が低下しているのではないかと感じられる値動きでした。
本日は英国CPI(消費者物価指数)の発表がありますが、そのほかは重要指標が少ないことから取引量は激減するのではないかと思っています。
急な値動きには注意しておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)経済指標
英CPI(消費者物価指数)
英国は欧米に比べて物価の高止まりが続いており、景気と物価のどちらを優先させるのか難しい状況です。
英中銀は据え置きを決定していますが、物価高から9名のうち3名が利上げを支持しています。
物価が高止まり、もしくは再度上昇する結果となれば追加利上げの可能性もあるのではないかと注目しています。
安定して物価が低下しているようであれば来年の利下げが近付くのではないかと注目しています。
2)リスク要因
先週の金融政策発表ラッシュを通過し、欧米勢は本格的にお休みに入りマーケットの取引量は低下しています。
主要中銀は金融政策の転換点にあり、要人発言や物価指標に注目が集まっています。
冬休みで取引量が低下し薄商いの中で、サプライズの発言や指標結果が出てくると大きな値動きに繋がりフラッシュクラッシュに繋がる恐れがあります。
ポジション量の調整はしておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
12月20日(水曜日)
16:00 GBP 英CPI(消費者物価指数)
23:00 EUR レーンECB専務理事兼主席エコノミスト発言
12月21日(木曜日)
00:00 EUR ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)
00:00 USD 米中古住宅販売件数
00:30 USD 原油在庫量
03:00 USD 米20年債入札