2022年4月22日
製造業・サービス業・総合PMIに注目! 「4月22日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日はECB副総裁が7月利上げについて触れたことで一時ユーロが急騰しました。
パウエルFRB議長も次回FOMCで0.5%利上げを検討、多くの理事は0.5%利上げを支持していると発言したことでドル買いが進んでいます。
本日は製造業・サービス業・総合PMIや要人発言に注目したいと思います。
また月末の近い週末で、日曜にはフランス大統領選挙を控えていることからポジション調整には注意しておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)製造業・サービス業・総合PMI
本日は欧米英で製造業・サービス業・総合PMI速報値が発表されます。
ウクライナ情勢による影響で景気見通しが悪化しないか?
物価上昇・資源高による影響で景気見通しが悪化しないか?
利上げや引き締めによる懸念から景気見通しが悪化しないか?
PMIの結果に注目です。
特にサービス業が低下していた場合は消費が低下、今後の景気後退が懸念される可能性が高くなります。
今後の中銀の金融政策に影響が出てくるのではないかと注目しています。
2)要人発言
本日はラガルドECB総裁やベイリーBOE総裁の発言が予定されています。
昨日はECB副総裁が7月利上げの可能性に触れたことで一時ユーロが急騰しました。
昨日のラガルドECB総裁の発言では利上げに関して発言はありませんでしたが、本日の発言で利上げに触れた場合はユーロの上昇追い風になるのではないかと注目しています。
また、英中銀も5月追加利上げについて注目されています。
カナダやNZが0.5%利上げを発表し、次回FOMCではFRBも0.5%利上げを発表すると見られています。
英中銀も大幅利上げに踏み切るのではないかと注目されていることから、ベイリーBOE総裁がどのような発言をするのか注目です。
3)フランス大統領選挙
日曜日はフランス大統領選挙の決選投票です。
マクロン大統領と極右政党のルペン候補の決選投票で、世論調査ではマクロン大統領が優勢のようです。
投票締め切り後に出口調査の結果が出てきて、このままマクロン大統領が勝利であれば問題ないですが、ルペン候補が勝利するような事があればユーロは売られるのではないかと思います。
投票締め切り、出口調査の発表は月曜早朝(日本時間)なので、オセアニア市場で影響が出てくる可能性があり、窓開けの可能性があります。
ユーロの持越しは注意してリスク管理をしっかりしておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
4月22日(金曜日)
15:00 GBP 英小売売上高
16:15 EUR フランス製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
16:30 EUR ドイツ製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
17:00 EUR ユーロ圏製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
17:30 GBP 英製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
21:30 CAD カナダ小売売上高
22:00 EUR ラガルドECB総裁発言
22:45 USD 米製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
23:30 GBP ベイリーBOE総裁発言
4月23日(土曜日)
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
4月24日(日曜日)
フランス大統領選挙(決選投票)