2024年4月23日
製造業・サービス業・総合PMI(速報値)に注目! 「4月23日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は目立った材料のない中、円安がジリジリと進みドル円は一時154.85円と1990年6月以来約34年ぶりの高値を更
本日は欧米英で製造業・サービス業・総合PMI(速報値)が発表されるので指標の結果に注目したいと思います。
また、ドル円155円にいつ到達してもおかしくない状況で、介入には警戒しておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)経済指標
製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
フランス(製造業/サービス業)
予想:46.9/48.9
前回:46.2/48.3
ドイツ(製造業/サービス業)
予想:42.8/50.6
前回:41.9/50.1
ユーロ圏(製造業/サービス業)
予想:46.5/51.8
前回:46.1/51.5
英国(製造業/サービス業)
予想:50.3/53.0
前回:50.3/53.1
米国(製造業/サービス業)
予想:52.0/52.0
前回:51.9/51.7
欧州や英国、米国で製造業・サービス業・総合PMI(速報値)が発表されます。
各国の景況感がどこまで悪化しているのか注目です。
特に欧州と英国は6月利下げに注目が集まっており、景況感がどこまで悪化しているのかに注目です。
また、米国は利下げ先送りが注目されており、どこまで底堅い景況感になっているのか注目しています。
豪四半期CPI(消費者物価指数)
予想:3.4%
前回:4.1%
豪州の利下げはまだ先になりそうですが、順調に物価が低下しているのか注目です。
市場予想通りの結果であればRBAの物価目標に大分近づくのではないか、市場予想通りであれば豪ドルの上値は重くなるのではないかと予想しています。
2)リスク要因
中東リスク
中東ではイランとイスラエルの対立が高まり、ドローンやミサイルが発射される事態になっています。
イスラエルがイランに対して報復攻撃を実施、イランの核施設などは無事で攻撃は迎撃されたと報じられています。
報復の報復攻撃がイランからイスラエルに実施されるのか、中東戦争に発展するのか注目しています。
中東リスクが高まると原油高に繋がり、再度エネルギー価格高騰による物価高が進む可能性がります。
インフレが進めば、利下げ期待が先送りとなります。
特に米国はインフレが高止まりしていることから利下げ先送り観測が高まっており、原油高による物価高から利下げ先送り観測がさらに高まる可能性があります。
米金利高・ドル高が進み、ドル円はさらに上昇する可能性があります。
円買い介入
円安が進み、154.79円まで上昇しています。
154.70円を超えると大口の利益確定なのか、小規模の介入なのか、一時70pipsの急落が起きるなど神経質な動きとなっています。
155円が介入ラインではないかと注目が集まっており、今後も神経質な動きが続くのではないかと思います。
財務省・金融庁・
もしくはこれらを飛ばして一気に実弾介入の可能性もあるのではないかと注目しています。
◎本日のイベントスケジュール
4月23日(火曜日)
16:15 EUR フランス製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
16:30 EUR ドイツ製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
17:00 EUR ユーロ圏製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
17:00 GBP ハスケルBOE外部理事発言
17:30 GBP 英製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
20:15 GBP ピルBOE主席エコノミスト発言
21:30 EUR ナーゲル・ドイツ連銀総裁発言
22:45 USD 米製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
23:00 USD 米新築住宅販売戸数
4月24日(水曜日)
02:00 USD 米2年債入札
10:30 AUD 豪四半期CPI(消費者物価指数)