2024年10月18日
ECB理事会メンバー、要人発言に注目! 「10月18日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は注目されていたECB理事会で市場予想通り2会合連続となる0.25%利下げが決定されました。
一部で0.5%の大幅利下げ期待もあったことから発表後はユーロ買いで反応しました。
今後の動きについては「データに基づいて会合ご
豪州では9月の豪雇用統計が発表され、失業率が予想の4.2%を下回る4.1%に、新規雇用者数も予想
結果を受けて豪3年債利回りは7月31日以来となる
NY市場では9月米小売売上高や10月米フィラデルフィア連
本日はECB理事会が終了し、理事会メンバーからどのような発言が出てくるのか、要人発言に注目しておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)経済指標
英小売売上高
英中銀はベイリーBOE総裁のハト派発言で利下げ期待が急浮上し、今週の英CPI(消費者物価指数)の結果が市場予想を下回ったことで利下げ期待が加速しています。
本日の小売売上高の結果が弱い結果となれば、英景気の後退が懸念され利下げ期待が進みポンドが売られるのではないかと注目しています。
2)要人発言
次回の金融政策発表に向けて、各要人発言の内容に注目です。
FRB
FRBは強い雇用統計などを受けて大幅利下げやハイペース利下げ期待が後退しています。
年内0.5%(0.25%×2回)の利下げを織り込んでいます。
タカ派の発言が多く出てくるのか、それともハト派の発言が出てくるのか、発言内容を受けて利下げ期待に変化が出てくるのか注目です。
ECB
ECBは11月理事会で2会合連続で利下げを決定しました。
今後についてはデータ次第との姿勢も維持しています。
今回の利下げ決定について賛否どのような発言が出てくるのか、また12月理事会でさらに追加利下げの可能性があるのか発言内容に注目です。
BOE
英中銀は前回会合で多数の据え置き票から据え置きが決定されました。
ただ、先日のベイリーBOE総裁のハト派発言で利下げ期待が急浮上してきました。
MPCメンバーから追加でハト派発言が出てこないか、利下げ期待が高まるのか発言内容に注目です。
RBA
RBAは主要中銀の中で唯一タカ派の中銀です。
他国と同調して利下げを進める必要はないとの姿勢を示しており、利下げ時期はもう少し先なのではないかと思います。
RBA要人からハト派な発言が出てこないか注目です。
RBNZ
RBNZは先日の理事会で0.5%の大幅利下げを決定しました。
RBNZの年内理事会は11月が最後となり、次は来年2月まで理事会がありません。
そのため11月理事会でも予防的に大幅利下げを進める可能性があるのではないかと予想されています。
大幅利下げについて発言が出てこないか、発言内容に注目です。
BOC
カナダは連続利下げを決定しており、来週の会合でも利下げを決定するのではないかと予想されています。
一部では0.5%の大幅利下げの可能性も予想されており、CPI(消費者物価指数)の結果次第では大幅利下げの可能性が高まるのではないかと注目されています。
経済指標の結果、CPI(消費者物価指数)の結果を受けて大幅利下げに前向きな発言が出てこないか注目しておきたいと思います。
日銀
日銀は追加利上げに注目が集まっています。
年内に追加利上げの可能性があるのか発言内容に注目です。
また、じわじわと円安が進んでおり、円安牽制発言も出始めています。
口先介入を含めた円安に対する発言にも注目しておきたいと思います。
3)リスク要因
イスラエルがイランに向けて報復攻撃をするのではないかとの報道が出ています。
一部報道で、核施設や石油施設への攻撃はしないと報じられリスクオフは後退しましたが、核施設や石油施設への攻撃があるとのヘッドラインが出てくれば再度リスクオフが進む可能性があります。
中東情勢の悪化からホルムズ海峡の閉鎖や中東全面戦争に発展しないか、中東リスクに注意しておきたいと思います。
中東情勢に関するヘッドラインには注意しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
10月18日(金曜日)
15:00 GBP 英小売売上高
21:30 USD 米住宅着工件数
22:30 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言
23:00 USD カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁発言
10月19日(土曜日)
01:10 USD ウォラーFRB理事発言
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント