2022年2月9日
要人発言・原油在庫・米10年債入札に注目! 「2月9日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は木曜のCPI(消費者物価指数)の発表を控えて様子見ムードが強く、動きづらい展開となりました。
ただ、米金利は上昇を続け2019年11月以来の高水準1.968%まで上昇、欧州各国の金利は米国以上のペースで上昇しています。
イラン核合意を巡る間接協議が進展し、イランの原油輸出量が増えるのではないかとの観測から原油価格は下落。
原油価格は一時88.5ドルまで下落しています。
本日も昨日同様、様子見ムードとなる可能性が高いのではないかと思っています。
ただ、要人発言や金利、原油価格には注意しておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)要人発言
本日は米・英・カナダの中銀要人の発言が続きます。
米国は年内5∼6回の利上げが織り込まれており、さらに追加の利上げの可能性について発言が出てくるのか、3月の0.5%利上げの可能性があるのか、QT(資産縮小)の時期やペースについてなど、金融政策についてどのような考えを持っているのか注目です。
英国は年内3∼4回の利上げが予想されており、追加の利上げの可能性について、QT(資産縮小)について発言が出てくるのか注目です。
カナダは利上げの可能性について発言があるのか注目です。
それぞれの発言から引き締め観測が進めば金利が上昇し、引き締め観測が後退すれば金利は低下するのではないかと考えています。
また、金利に相関して通貨が買われたり売られたりするのではないかと注目しています。
2)原油価格
原油価格の上昇は物価上昇に繋がる可能性が高く、リスク要因になっています。
本日は原油在庫量が発表され、在庫量が想定以上の取り崩しだった場合は原油価格が上昇するのではないかと注目しています。
また、イランの核合意について米国とイランの間接協議が合意に向かうようであれば原油価格は下落、決裂するようであれば原油価格は上昇するのではないかと考えています。
イランの核合意についてのヘッドラインに注目です。
3)10年債入札
米国の金利は2019年11月以来の高水準まで上昇しています。
明日に米CPI(消費者物価指数)の発表を控えて、本日の10年債入札は様子見になる可能性があるのではないかと思っています。
10年債入札が低調な結果になるようであれば、10年債利回りは上昇し2%の可能性も出てくるのではないかと注目しています。
金利の上昇は株価の重しとなり、ドル買いが進む可能性があるので注目です。
◎本日のイベントスケジュール
2月9日(水曜日)
21:00 MXN メキシコCPI(消費者物価指数)
22:10 GBP ピルBOE主席エコノミスト発言
2月10日(木曜日)
00:30 USD 原油在庫量
00:30 USD ボウマンFRB理事発言
02:00 USD メスター・クリーブランド連銀総裁発言(22年投票権)
02:00 CAD マックレムBOC総裁発言
03:00 USD 米10年債入札
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