2022年11月22日
要人発言多数、発言内容に注目! 「11月22日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は米金利の上昇でドル買いが進んだほか、円売りが進んだこともありドル円は大きく上昇しました。
一部では、祝日を前に本邦機関投資家の円売りドル買いが入ったのではないかと言われています。
本日は重要指標が少なく、祝日や感謝祭前で取引量が低下し、方向感を掴むのが難しい1日になりそうな気がしています。
目次
◎本日の注目点
1)要人発言
FRB
12月のFOMCでは利上げ幅の縮小が予想されていますが、一部では縮小せずに0.75%利上げの可能性も排除しないとの発言も出てきています。
また、注目はターミナルレート(利上げの終了水準)だとの発言も増えており、ターミナルレート(利上げの終了水準)がどの程度になるのかの発言にも注目です。
今週も多数の要人発言が予定されているので、今後の利上げ幅に関する内容とターミナルレート(利上げの終了水準)に関する発言に注目です。
ECB
ECBは次回会合の利上げ幅に注目が集まっています。
ECBメンバーがどのような発言をするのか、物価高をどのように受け止めているのか、経済と物価高のバランスをどのように見ているのか発言内容に注目です。
BOE
英国ではスナク政権が緊縮財政を発表していて、経済にブレーキを踏んだ状態です。
経済に対してアクセルを踏んでいたトラス政権とは違うので、BOEが今後どのくらいの引き締めを進めるのか注目です。
今後の経済見通しと、引き締めペースに関する発言内容に注目です。
2)リスク要因
ロシア・ウクライナ情勢
先週、NATO加盟国であるポーランドにミサイルが着弾したことでリスクオフが大きく進みました。
結果的にポーランドに着弾したミサイルはウクライナの防衛ミサイルだったと見られ、一旦は落ち着きを取り戻しています。
ただ、ロシアとウクライナの対立は激化しており、再度ポーランドに着弾するなどNATO加盟国に被害が出てくる可能性もあるので注意しておきたいと思います。
北朝鮮
先週ISBM(大陸間弾道ミサイル)を発射、北朝鮮のISBM(大陸間弾道ミサイル)は米国全土が射程に入ったのではないかと言われています。
北朝鮮の発射したISBM(大陸間弾道ミサイル)は日本のEEZ(排他的経済水域)に着水しています。
今後もミサイル発射は続くと思うので、日本の領海・領空にミサイルが通過したり着水したりしないか注意しておきたいと思います。
その他、米国などの対応にも注意しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
11月22日(火曜日)
16:00 AUD ロウRBA総裁発言
18:00 EUR ホルツマン・オーストリア中銀総裁発言
19:15 EUR レーン・フィンランド中銀総裁発言
22:30 CAD カナダ小売売上高
11月23日(水曜日)
東京市場休場(勤労感謝の日)
00:00 EUR ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)
01:00 USD メスター・クリーブランド連銀総裁発言
02:00 CAD ロジャースBOC副総裁発言
02:30 EUR ナーゲル・ドイツ連銀総裁発言
03:00 USD 米7年債入札
04:15 USD ジョージ・カンザスシティ連銀総裁発言
04:45 USD ブラード・セントルイス連銀総裁発言