2023年8月15日
豪・英・加で重要指標発表! 「8月15日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は重要指標もなく、欧米は夏休み、日本はお盆休みで小動きな展開が続きました。
ドル円は節目である145円を抜けると一時145.
ニューヨーク連銀が1年後のインフレ期待は3.5%と前回の3.8%から低下すると発表したことで、米国のインフレは順調に低下してきていると受け止められ、FRBの利上げは終了するとの見方が強くなり米株かは上昇しています。
本日は豪州や英国、カナダで重要指標がありますが、指標時以外は夏枯れ相場で取引量が低下して小動きな展開になるのではないかと思っています。
目次
◎本日の注目点
1)経済指標
豪四半期賃金指数
豪州の経済、インフレ動向を確認するために賃金の動向を確認する指標です。
四半期に一度しか発表されないため重要視されています。
市場予想を大きく上回る結果となれば賃金上昇によりインフレ継続の懸念につながり、市場予想を大きく下回る結果となれば賃金低下による景気後退が懸念される展開となります。
今後のRBAの利上げ・利下げに大きく影響するのではないかと注目しています。
英雇用統計
英国はまだまだインフレが高く、追加利上げが予想されています。
英国のインフレ要因の中で大きな要因となっているのが人件費の高騰です。
雇用統計で労働市場の逼迫状況の確認、人件費である平均賃金の状況を確認したいと思います。
雇用市場が逼迫、平均賃金が市場予想を上回る結果となるようであれば人件費の高騰によるインフレが継続し、さらなる追加利上げ期待に繋がるのではないかと思います。
カナダCPI(消費者物価指数)
カナダ中銀も利上げを終了し来年には利下げを始めるのではないかと注目されています。
その大きな要因としてインフレの低下が注目されています。
カナダのCPI(消費者物価指数)が前回値・市場予想を下回る結果となれば利下げの可能性が高まるのではないかと思います。
CPI(消費者物価指数)の結果に注目したいと思います。
2)金融政策
RBA理事会議事要旨
RBAはサプライズの据え置きを発表しました。
ただ、データ次第で利上げの可能性を残しています。
理事会の中で、どのくらいの利上げ意見があったのか?
データ次第とは、どのデータに注目しているのか?
議事要旨の内容に注目したいと思います。
3)リスク要因
円安・介入警戒
日銀の指値オペから緩和継続姿勢が確認され円安が進んでいます。
ドル円は145円に達しており、円買い介入警戒水準に来ています。
口先介入、実弾介入に警戒しておきたいと思います。
夏枯れ相場
今週は欧米は夏休み、日本はお盆休みということで相場参加者が少なく取引量が低下すると思われます。
取引量が低下している時に何かのきっかけで大きな値動き、フラッシュクラッシュに繋がる可能性があるので注意しておきたいと思います。
特に状況の円安からの円買い介入でドル円が大きくクラッシュする可能性があるので注意しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
8月15日(火曜日)
08:50 JPY 日本四半期GDP(速報値)
10:30 AUD RBA理事会議事要旨
10:30 AUD 豪四半期賃金指数
15:00 GBP 英雇用統計・失業率・平均賃金
15:00 SEK スウェーデンCPI(消費者物価指数)
18:00 EUR ユーロ圏・ドイツZEW景況感指数
21:30 CAD カナダCPI(消費者物価指数)
21:30 USD 米小売売上高、ニューヨーク連銀製造業景況指数
23:00 USD NAHB住宅市場指数
8月16日(水曜日)
00:00 USD カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁発言
11:00 NZD RBNZ理事会・政策金利・声明文発表