2021年7月15日
豪雇用統計にNZ四半期CPI(消費者物価指数)、オセアニア通貨に注目! 「7月15日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日はニュージーランドで金融政策が発表され、量的緩和の終了を発表。
量的緩和の終了が発表されたことで、一部噂されていた年内利上げ論を織込み始めました。
カナダでも金融政策発表で政策金利は据え置き、資産購入額は週30億カナダドルから週20億カナダドルに減額が発表されました。
資産購入額の減額が発表されたことで瞬間的にカナダドル買いに反応しましたが、すぐにカナダドルは売られました。
資産購入の終了時期や利上げ時期についてのヒントが無かったことに対する失望売りではないかと思われます。
目次
◎本日の注目点
1)パウエルFRB議長議会証言
昨日のパウエルFRB議長の議会証言では、今までのFOMCと変わらない内容を発言。
質疑応答で若干タカ派な内容が出てきたように感じますが、マーケットの反応は金利安・ドル安で反応するも動きは限定的でした。
本日の上院議会証言も冒頭の発言は昨日と同様の内容になると思いますが、質疑応答の部分で昨日とは違う内容が出てこないか注目です。
特にテーパリングの時期や利上げについてのヒントがないか注目されています。
2)雇用統計
本日は豪州と英国で雇用統計が発表されます。
どちらもコロナ禍からどこまで雇用が回復しているか雇用に注目が集まりますが、豪州雇用統計には特に注目しています。
先日のRBA理事会で緩和政策の継続が発表されましたが、ニュージーランド同様に経済正常化が進みインフレも進んできています。
先月の雇用統計では失業率が5.1%と、コロナ前の水準まで戻してきています。
4%台の戻すようなことがあれば完全雇用も近づき、テーパリング・利上げ期待が進むのではないか注目しています。
3)NZ四半期CPI(消費者物価指数)
昨日、量的緩和の終了を発表したRBNZは年内の利上げ期待が高まっています。
RBNZ理事会は年内8・10・11月の3回予定されていて、11月利上げ論が高まっています。
ただ、一部では8月にも利上げするのではないかとの期待出てきており、明日早朝の四半期CPI(消費者物価指数)の結果が重要になってくると思います。
予想を上回るような結果が出てくるようであれば、利上げの前倒し期待に繋がりNZドル買いが進むのではないかと注目しています。
◎本日のイベントスケジュール
7月15日(木曜日)
米独首脳会談(ワシントン)
10:30 AUD 豪雇用統計・失業率
11:00 CNY 中国GDP(4~6月期)
15:00 GBP 英雇用統計・失業率・平均賃金
17:00 EUR イタリアHICP(消費者物価指数)(改定値)
19:00 GBP ソーンダースBOE外部理事発言
21:30 USD 米新規失業保険申請件数・フィラデルフィア連銀製造業景況指数
22:30 USD パウエルFRB議長議会証言(米上院銀行委員会で金融政策や経済情勢に関
7月16日(金曜日)
00:00 USD エバンス・シカゴ連銀総裁発言
07:45 NZD NZ四半期CPI(消費者物価指数)(4~6月期)
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