2024年9月25日
週末にPCEデフレーターを控えて様子見ムード!? 「9月25日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日はRBA理事会で市場予想通り据え置きを決定。
声明文もタカ派を維持したことで豪ドルへの影響は限定的でした。
NY市場では9月米消費者信頼感指数や9
本日は豪州でCPI(消費者物価指数)が発表されますが、それ以外の重要な指標がないため、週末のPCEデフレーターを控えて様子見姿勢が強くなるのではないかと思います。
要人発言や月末のリバランスの動きなどに注意しておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)経済指標
豪CPI(消費者物価指数)
RBAはインフレを懸念してタカ派姿勢を取っています。
昨日発表されたRBA理事会でも据え置きが決定され、声明文でもインフレ懸念からタカ派姿勢が示されました。
CPI(消費者物価指数)が市場予想を下回り、インフレの鈍化が確認されれば利下げの前倒しの可能性が出てくるのではないかと注目しています。
2)要人発言
先週までに主要中銀の金融政策発表が終了しました。
次回の金融政策発表に向けて、各要人発言の内容に注目です。
FRBは9月FOMCで年内利下げの見通しを0.5%(0.25%×2回)としています。
ターミナルレート(利上げの最終水準)を2.9%としています。
現在の金利が4.75%~5.00%なので、ターミナルレートまで2.00%の利下げ(0.25%×8回)となります。
今年0.5%利下げを実施するのであれば、来年1.5%(0.25%×6回)の利下げを進めるのか、利下げペースについてどのようは発言が出てくるのか注目です。
ECBは10月の理事会で利下げがあるのか、それとも据え置きなのか、発言内容に注目です。
先日の理事会後、0.25%利下げと据え置きで発言が分かれているため、どちらの発言が優勢となってくるのか、指標結果などを受けて発言内容に変化が出てくるのか注目です。
英中銀はインフレの高止まりから利下げには慎重な姿勢を示しています。
先日のMPC(金融政策決定会合)で、9名中8名のメンバーが据え置きを支持しています。
これから、11月のMPCに向けて利下げ支持がどこまで増えていくのか発言なように注目したいと思います。
日銀は年内の追加利上げがあるのか、発言内容に注目です。
予想では年内追加利上げと、追加利上げは来年に持ち越しとの予想が分かれています。
年内追加利上げの期待が進めば、再度円高が進む可能性があるので注目しておきたいと思います。
3)リスク要因
自民党総裁選
今週は自民党総裁選の投開票が予定されています。
誰が総裁となるのか、次期総裁は解散総選挙を考えているのか、総裁選の結果がマーケットに影響を与えるのか、総裁選の結果とその後の発言に注目です。
ウクライナ情勢・中東情勢
ウクライナには米英から兵器が支援されたとの話もあります。
今後、ロシアとウクライナの対立が激化し、リスクオフが進む可能性には注意しておきたいと思います。
また、中東では対立が激化しており、ポケベル(通信機器)が一斉に爆発するなど新たな展開も進んでいます。
マーケットがリスクオフとして受け止めるのか、中東情勢にも注意しておきたいと思います。
月末要因
月末に向けてリバランスの動きなどが出てくる可能性があります。
25日や週末にかけてリバランスの動きが活発になるのか、ロンドンFIXの前後には注意しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
9月25日(水曜日)
10:30 AUD 豪CPI(消費者物価指数)
16:30 SEK スウェーデン政策金利発表
21:30 USD 米建築許可件数
23:00 USD 米新築住宅販売戸数
23:30 USD 原油在庫量
9月26日(木曜日)
02:00 USD 米5年債入札
08:50 JPY 日銀金融政策決定会合議事要旨(7月31日分)