2024年10月25日
週末の衆院選挙に注目! 「10月25日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は10月仏製
本日は指標が少なく要人発言やリスク要因でマーケットが動くのではないかと思います。
特に週末に予定されている衆院選挙に関する報道に注目、衆院選挙の結果次第で週明けの為替市場で窓開けの可能性もあるのでポジション調整などリスク管理はしておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)要人発言
今週は国際通貨基金(IMF)・世界銀行年次総会やG20財務相・中央銀行総裁会議などが予定され、金融政策にかかわる要人の発言が多数予定されています。
次回の金融政策発表に向けて、各要人発言の内容に注目です。
FRB
FRBは強い米指標から底堅い米経済が確認され、大幅利下げやハイペース利下げ期待が後退しています。
年内0.5%(0.25%×2回)の利下げを織り込んでいます。
タカ派の発言が多く出てくるのか、それともハト派の発言が出てくるのか、発言内容を受けて利下げ期待に変化が出てくるのか注目です。
ECB
ECBは10月理事会で2会合連続で利下げを決定しました。
今後についてはデータ次第との姿勢も維持していますが、マーケットは追加利下げを織り込み始めています。
今回の利下げ決定について賛否どのような発言が出てくるのか、また12月理事会でさらに追加利下げの可能性があるのか、ECBメンバーの発言内容に注目です。
BOE
英中銀は前回会合で据え置き票多数で据え置きが決定されました。
ただ、先日のベイリーBOE総裁のハト派発言や先週の弱い経済指標から追加利下げ期待が急浮上してきました。
11月追加利下げはかなり織り込みが進んでおり、12月の追加利下げの可能性も出始めています。
今週はMPCメンバーから追加利下げについてなどハト派発言が出てこないか発言内容に注目です。
RBA
RBAは主要中銀の中で唯一タカ派の中銀です。
他国と同調して利下げを進める必要はないとの姿勢を示しており、利下げ時期はもう少し先なのではないかと思います。
先週の雇用指標も強い結果であったことからタカ派姿勢が続く可能性が高いと思われます。
いつRBAがハト派に転じるのか、要人からハト派な発言が出てこないか注目です。
RBNZ
RBNZは先日の理事会で0.5%の大幅利下げを決定しました。
RBNZの年内理事会は11月が最後となり、次は来年2月まで理事会がありません。
そのため11月理事会でも予防的に大幅利下げを進める可能性があるのではないかと予想されています。
現在マーケットは0.5%の大幅利下げをかなり織り込んでいますが、0.75%の利下げもあるのではないかと一部予想が出始めています。
大幅利下げについて発言が出てこないか、発言内容に注目です。
BOC
カナダは連続利下げを決定し、今週の会合では0.5%の大幅利下げを決定しました。
週末に発表される小売売上高の結果などを受けて、12月会合の追加利下げの可能性について発言が出てくるのか注目です。
日銀
日銀は追加利上げに注目が集まっています。
年内に追加利上げの可能性があるのか発言内容に注目です。
また、じわじわと円安が進んでおり、円安牽制発言も出始めています。
口先介入を含めた円安に対する発言にも注目しておきたいと思います。
3)リスク要因
週末には衆院選挙があります。
一部報道では自民200議席割れ、政権交代などと報じられています。
自民党の大敗の可能性が報じられると株安・円安の日本売りが進んでいます。
週末の結果次第では週明けの為替市場で窓開けする可能性があるのでポジション調整はしっかりとしておきたいと思います。
中東情勢に引き続き警戒しておきたいと思います。
イスラエルがイランに向けて報復攻撃をする可能性があり、一部報道で核施設や石油施設への攻撃はしないと報じられていますが、核施設や石油施設へ攻撃された場合は大きくリスクオフが進む可能性があります。
イス
◎本日のイベントスケジュール
10月25日(金曜日)
国際通貨基金(IMF)・世界銀行年次総会
21:30 USD 米耐久財受注
21:30 CAD カナダ小売売上高
23:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)・期待インフレ率
10月26日(土曜日)
国際通貨基金(IMF)・世界銀行年次総会
00:00 USD コリンズ・ボストン連銀総裁発言
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
10月27日(日曜日)
欧州・英国が冬時間(標準時)に移行
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