2024年4月5日
雇用統計に注目! 「4月5日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日、NY市場後半に「イランは48時間以内にイスラエルを攻撃する可能性」と
スイスではCPI(消費者物価指数)が発表され、前月比・前年比でともに市場
本日は注目の雇用統計です。
結果次第でドル円152円に近付いた場合、超えた場合は介入に警戒したいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)経済指標
NFP雇用統計・失業率・平均時給
予想:205K・3.9%・4.1%
前回:275K・3.9%・4.3%
今週最大の注目指標であるNFP雇用統計ですが、市場予想は雇用者数が20万人を超える強い予想が出ています。
また、失業率も節目となる4%を下回る3.9%予想となっており、市場予想通りの結果となれば強い雇用市場と受け止められ、利下げ時期の後退が意識されるのではないかと思います。
雇用者数が15万人や10万人割れ、失業率が4%を超えてくるようであれば利下げ期待が高まるのではないかと考えています。
カナダ雇用統計・失業率
予想:37.5K・5.9%
前回:40.7K・5.8%
カナダ雇用市場は米国と比べ、雇用市場が緩んだ状況にあります。
失業率も市場予想が5.9%とかなり悪い予想となっており、利下げ期待が高まってきています。
カナダ中銀はFRBに先行して金融政策を行う場合があることから、雇用統計が市場予想を下回り利下げ期待が高まれば、FRBの利下げ期待にも繋がるのではないかと思います。
2)要人発言
コロナ禍から始まったインフレ抑制のための利上げラッシュも終わり、各国中銀の利下げ開始時期と回数に注目が集まっています。
FRBは年内利下げ回数が3回と予想されており、利下げ期待が後退し年内2回の利下げになるのではないかと注目されています。
また、11月には大統領選挙も控えており、選挙期間中の利下げの実施などにも注目が集まっています。
ECBは6月の利下げが既定路線となりつつあります。
一部ではさらに利下げの前倒しもあるのではないかと注目されています。
英中銀は先日の金融政策発表で利上げ支持はいなくなり、ベイリーBOE総裁は利下げについて前向きな発言が出てきており、利下げ期待が高まっています。
利下げに関する発言が今後増えてくるのか、ハト派スタンスが強くなるのか注目されています。
スイス中銀はサプライズの利下げを発表し、追加利下げが出てこないか注目されています。
また、スイスはフラン高に対する介入などの発言にも注目しておきたいと思います。
最後に日本は円安が進み、152円が強く意識されています。
先週はドル円が一時202
残るはレートチェックや介入準備などの発言を残すのみとなっており、本日も介入に関する発言やレートチェックが入らないかに注目しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
4月5日(金曜日)
08:20 USD ムサレム・セントルイス連銀総裁発言
08:30 USD クーグラーFRB理事発言
17:30 GBP 英建設業PMI
21:30 USD コリンズ・ボストン連銀総裁発言
21:30 USD NFP雇用統計・失業率・平均時給
21:30 CAD カナダ雇用統計・失業率
22:15 USD バーキン・リッチモンド連銀総裁発言
23:00 CAD カナダIveyPMI
4月6日(土曜日)
00:00 USD ローガン・ダラス連銀総裁発言
01:15 USD ボウマンFRB理事発言
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
4月7日(日曜日)
豪州・NZがサマータイム終了(標準時に移行)