2021年9月2日
雇用統計を明日に控えて様子見姿勢か!? 「9月2日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は雇用統計の前哨戦として位置付けられるADP雇用統計が予想を下回る結果だった為、米金利は低下し米ドルが売られました。
その後発表されたISM製造業景況指数は予想を上回る結果でしたが、米ドルの買い戻しは限定的でした。
ISM製造業景況指数は予想を上回る結果でしたが、内訳を見ると雇用に関しては前回発表値を下回っており、雇用には懸念が残る状況のようです。
ただ、雇用統計の本番はあすのNFP雇用統計なので、本日は様子見姿勢が強くなるのではないかと思っています。
また、先週マーケットの中心となっていたリスクオフは、後退しリスクオン相場に戻ったのではないかと思われます。
目次
◎本日の注目点
1)要人発言
本日FOMCメンバーの発言が予定されていて、タカ派発言が出てくるか注目です。
マーケットは12月のFOMCでテーパリング開始が織り込まれていますが、前倒しに関する発言が出てくるようであればドル買いに反応するのではないかと考えています。
テーパリングについてどのような考えを持っているか発言に注目です。
また、ECB理事会メンバーからもPEPP(パンデミック緊急購入プログラム)の縮小を巡り、タカ派な発言が続々と出てきます。
引き締め期待が出てくるようであれば、ユーロ買いに繋がる可能性があるので注意しておきたいと思います。
2)新規失業保険申請件数
テーパリングについて注目が集まる中、雇用に注目が集まっています。
明日の雇用統計が注目ですが、本日の新規失業保険申請件数も注目されています。
毎週発表される新規失業保険申請件数は速報性が高いため、雇用状況をいち早く読み取ろうと注目されています。
前週と比べて申請数が増えていないか注目です。
◎本日のイベントスケジュール
9月2日(木曜日)
10:30 AUD 豪貿易収支
15:30 CHF スイスCPI(消費者物価指数)・四半期GDP・小売売上高
21:30 USD 米新規失業保険申請件数・貿易収支
21:30 CAD カナダ貿易収支
9月3日(金曜日)
02:00 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言
04:00 USD デイリー・サンフランシスコ連銀総裁発言
10:30 AUD 豪小売売上高
10:45 CNY 財新サービス業PMI
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